セットアップはイージー
でも土鍋は最初におかゆでの目止めを忘れずに
部品点数が多いですし、調理器具なので安全のために説明書を読むことは必須ですが、準備はそれほど面倒ではありません。水受け皿、ごとく、ヒーターセット、遮熱板を組み立てるところまでは共通。その後、深皿とボールプレートはそのまま乗せて、焼き網と土鍋は焼き網/土鍋アタッチメントを取り付けてからセットします。詳しくは下のYouTube動画をご覧ください。なお焼き網を使用する場合には、水受け皿に約400mlの水を入れるのを忘れずに!
そして土鍋を使用する際には、最初に「目止め」をする必要があります。おかゆを炊くことで、土鍋の細かい気孔が埋められて、水もれや、ヒビ、割れを防げるのです。目止めには米の研ぎ汁を使うこともありますが、本製品の「伊賀土鍋」は粗土を使用しているので、必ずおかゆでしなければならないのでご注意ください。
部品点数が多いおかげで、分解して個別に洗浄できるため、調理のあとの手入れもラクチンです。
いよいよ筆者待望の実食……(ゴクリ)
本製品の売りは水受皿に水を張ることで煙を抑える減煙構造。というわけで今回は焼き網で、いろんな食材を焼いてみました。
おうちいろりの電源を入れて、最初に驚いたのは煙が本当にほとんど出ないこと。もちろん匂いは出ますが、換気扇をガンガン回せばまあ問題なし。これならリビングでも焼き網料理を存分に楽しめますね。
ただし、さすがにヒーターに食材が落下し、張り付くと、燃えて煙が出たりするので、焼き網にはあまり小さな食材を直接乗せず、串などに刺しておいたほうがよいですね。
肝心なのはお味ですが、忖度抜きでかなーり美味く焼き上げてくれるとビックリしました。そもそも我が家ではほとんど調理に焼き網を使ったことがなかったのですが、おうちいろりであれば家族とテレビでも見ながらじっくりと焼き上がるのを待ち、いい頃合いで頬張れます。ヒーターでじりじりと焼き上げているからか、特に鶏肉などは表面がパリッと、中身はジューシーで非常に美味でした。
また、今回は下味を付けずに、焼き上がってから塩こしょうだけで食べたのですが、このほうが素材の味をストレートに楽しめますね。ちなみに結構な量の食材を食べましたが、一番美味しかったのはジャガイモ。焼き網だと油などを使わずにヘルシーに食べられるというのもメリットですね。
つぎに試したのが土鍋。キムチ鍋を作ってみましたが、吹きこぼれることなく、それでいて均一に火が通っており、こちらも美味しく完食してしまいました。豚肉の薄切りはジューシーで、鶏肉はプリップリ。温度が緩やかに上昇するので火加減を気にすることないですし、保温性が高いので食材を追加投入してもスープの温度は大きく下がらないようです。ただいま鉄鍋から土鍋への買い換えをかなり前向きに検討しています。
(次ページ:「おうちいろり」を置いた場所が「囲炉裏」と化します)
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