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さとるの自腹現地レポート(香港編)

【香港映画・聖地巡礼の旅】ダンジョンみたいな宿に泊まり、ジャッキー・チェン映画の聖地を探せ!

2023年12月20日 07時00分更新

文● 中山智 編集●こーのス

「ポリス・ストーリー」の名シーン
ジャッキー・チェン映画の聖地へ!

 さて重慶大厦に泊まって聖地巡礼気分が高まったこともあり、香港映画のロケ地へ行ってみることに。とくにアラフィフの筆者としては80年代から90年代の香港映画をよく観ていたので、懐かしい映画の"あのシーン"と同じ場所がどうなっているのか、訪れてみることにしました。

 まずは、重慶大厦から歩いて10分くらいの場所にあるショッピングビルの「永安百貨尖東店」へ。ここは、ジャッキー・チェン主演の「ポリス・ストーリー/香港国際警察」のロケ地です。クライマックスでフロア上層部からジャッキー・チェンがポールに飛びついて、電飾のなかを降りていくシーンが有名ですね。

香港 ジャッキー・チェン

ここからスタントなしで飛び降りるんだから、ジャッキー・チェンはやはり常人ではない

 続いて、香港島にある「香港前終審法院大樓」へ。ここはチョウ・ユンファの出世作ともなった傑作アクション映画「男たちの挽歌」のロケ地。オープニングでチョウ・ユンファが演じる主人公のひとりマークが登場するシーンで使われています。

香港 チョウ・ユンファ

オープニングでチョウ・ユンファがタバコをくわえて登場するシーンのロケ地がここ「香港前終審法院大樓」

同じくチョウ・ユンファが香港名物の「腸粉」をワゴン屋台から買って食べるシーンは香港前終審法院大樓のすぐ隣にあるこのビルの下で撮影された

「男たちの挽歌」のロケ地や
トニー・レオンが昼飯を食べていた屋台街へ

こちらも「男たちの挽歌」のロケ地。ティ・ロン演じるもうひとりの主人公ホーが勤めたタクシー会社があった。地下鉄土瓜灣站から徒歩5分ほどの場所にある

 さらに重慶大厦をロケ地として使っていた群像ラブストーリー映画「恋する惑星」も、トニー・レオンとフェイ・ウォンが登場する後半は、香港で最初の市街地であるヴィクトリア市が築かれた島、香港島の蘭桂坊エリアを中心に撮影されています。劇中でトニー・レオンのアパートへ通うフェイ・ウォンや元カノ役が使った、香港名物でもある世界最長のエスカレーター「ミッド・レベルズ・エスカレーター」や、トニー・レオンが昼飯を食べていた屋台街「士丹利街大排档」などは今でも残っています。

世界最長のエスカレーター「ミッド・レベルズ・エスカレーター」でトニー・レオンのCAの元カノ役が、手すりの下から彼のアパートをのぞき込むシーンは印象的。ちなみにアパートはすでに取り壊されて別の建物に

「士丹利街大排档」では屋台で昼食を食べているトニー・レオンの横をフェイ・ウォンが通りかかり、やりとりをするシーンが何度かあった

筆者もトニー・レオンになったつもりで炒飯を食べていたのだが、残念ながらフェイ・ウォンのような短髪美女は通らなかった

映画「恋する惑星」の劇中で、フェイ・ウォンが働いていた飲食店があった場所。今はセブン-イレブンに

 (次ページ:ネオンサイン看板が残っているうちに)

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