ASRockは12月2日(土)、東京・秋葉原のLIFORK 秋葉原 IIにて「ASRock ファンミーティング2023 Winter」を開催。本イベントは午前中にASRock Fan Club会員限定の意見交換会、午後は2部制で第1部は日本AMDの佐藤美明氏、第2部ではインテルの太田仁彦氏がゲスト出演し、ASRockの原口有司氏とのトークセッションを実施した。
第1部の日本AMD佐藤氏とのトークショウは、既報記事を参照して欲しいが、今回は第2部の様子をご紹介したい。
圧縮率に優れエンコードも速いAV1の優位性について言及
インテルの太田氏のセッションでは、同社のGPUであるIntel Arcシリーズが、ハイエンドな競合のGPUと比較すると、性能が向上したとはいえ性能の高さでは劣る面もある。しかしながら、コスパという面ではIntel Arcは決して負けておらず、バランスのよいプラットフォームであることをあらためて強調した。
そのうえで、最初に動画編集の新トレンドであるAV1コーデックの魅力ついて語った。世界のインターネットのトラフィックは80%が動画コンテンツに使われているとし、そのため動画ファイルを圧縮する作業時間の短縮、クオリティーの担保としてAV1は、とても優れていると解説。
最新のiPhoneやデジタルカメラなども対応するH.265という素晴らしいコーデックも存在しているが、Windows 11では未だにオプション扱いで、標準の動画再生アプリでは有料で機能を拡張しないと視聴できない。
AV1ではそういったデメリットもなく、Intel Arcを使った場合、H.264よりも高速に圧縮でき、品質の差もほぼないとアピールした。
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