問題はいかんともしがたいホテル代……
リゾートフィーで倍以上に
旅先の滞在費といえば、ホテル代もかなりの割合を占めます。特にハワイのホテルは割高で、ワイキキ周辺の一般的なホテルだと1泊2万円台半ばからが相場。ホテル予約サイトなどで検索すると、1泊1万円台からがヒットしますが、実際に決済しようとすると諸税のほか「リゾートフィー」が追加され、倍以上の価格になることもあります。
このリゾートフィーは「アメニティーフィー」や「ファシリティーフィー」とも言われ、ハワイだけでなくラスベガスなどアメリカのリゾートエリアや、大都市圏のホテルでも通常料金に追加されることがあります。もともとは名前のとおり、ビーチやプール用のタオル料金、新聞やインターネット接続料金といったエキストラサービスの追加パッケージ的なものだったのですが、現在では使わないから外すといったことができず、強制的に課金されます。
リゾートフィーはホテルが設定できるのですが、ハワイは特に割高の傾向。そのため1泊の室料は安く見えても、実際の支払いは割高ということになってしまうわけです。
最近はアメリカでもこのリゾートフィーが問題視されていて、今後リゾートフィー込みの価格表示に規制される可能性もありますが、現時点ではホテル料金の価格はいかんともしがたいです。特に筆者のように自腹取材だと、極力経費は抑えたいところ……。
そのため、ハワイ滞在中は基本的に、格安宿泊施設であるドミトリーに泊まっています。ドミトリーは男女相部屋が多く、筆者が定宿としているところは、1室4人部屋でだいたい1泊7000円から8000円といったところ。ドミトリーですらこの価格帯になってしまうのが現状です。
とはいえハワイは無料のビーチも多く、格安移動テクを使い、たっぷりのランチプレートをお弁当にしてのんびりピクニックをするなど、ハワイの自然を満喫するようなアクティビティーが意外と低コストで楽しめます。工夫次第で極力出費を抑えたハワイ滞在は可能ですので、今は物価が高い時期だから……と行きたい旅行を躊躇して諦めてしまってはもったいないです。もちろんリッチなハワイ旅も憧れますけどね!
この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。
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