大きなものが挟めるスプリングクランプ「Vario Clippix(XVシリーズ)」
ベッセイのクランプの中で、真っ先に「ナニコレー!?」と食いついたのが、スプリングクランプの「Vario Clippix(XVシリーズ)」(実売価格1090円〜1320円)。謎の角付きスプリングクランプで、この「角」に何の意味があるのか興味がわきました。
自分にとって想像の範囲外で、説明を見るまで理解できなかったのですが、なんとこの角はスライドレール。アームが動いて、挟む幅を変えられるという優れもの。
力が大きくかかる部分を稼働にすると強度が落ちるので、こういうものがあるとは思っていなかっただけに驚きでした。
稼働にしても滑らず挟める原理は、F型クランプと同じ。アームに力がかかるとわずかに傾き、根元が引っかかって動かなくなるというものです。囲炉裏の自在鉤などもこれですね。
洗濯バサミのように挟むだけでいいスプリングクランプは、仮止めにするのに便利。しかし、アームが大きく開かず、挟めるものが限られてしまうのが残念なところでした。その点このVario Clippixであれば、簡単に幅を変えられ、幅の広い物でもサッと挟めるのが最高です。
もちろん、挟む力は強くないので万能とは言えませんが、手早く押さえたいときには大活躍してくれるはずです。
安物で十分だというのも一理あるけど
ここまで使い勝手が変わるとは……!
クランプはある程度数を揃える必要があるのと、多少使いにくくても、とりあえず固定できれば役目を果たしてくれるため、安物に目がいきがち。しかし、少しの違いでここまで使い勝手が変わるとなると、次からクランプを買うとき考えてしまいますね。
どれを選ぶかは人それぞれですが、ちょっとでも気になったなら、1つお試しで買って試してみてはいかがでしょう。個人的には、Vario Clippix(XVシリーズ)が気に入ってます!
●お気に入りポイント●
・強く締めても材料に傷がつきにくい(UKシリーズ)
・素早く強力に固定できる(KLIシリーズ)
・厚みがあっても手軽に挟める(XVシリーズ)
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