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JN-VC3150UHDをレビュー

4万円台で買えちゃう31.5型曲面4Kディスプレー、弱点はないのか検証した

2023年11月25日 10時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトライッペイ/ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

随所にコストカットの影響を確認

 JN-VC3150UHDの消費電力は標準で35W、省エネモードでは28W、最大でも48Wなので比較的抑えている印象だ。電源は48W(12V・4A)出力のACアダプターが同梱していた。ちなみに、スピーカーは非搭載なので、ヘッドフォン・ヘッドセットユーザー以外は、別途スピーカーを用意したほうがいいだろう。

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製品に付属するACアダプターとHDMIケーブル(1.5m)。ACアダプターは机の上でもジャマにはならないコンパクトサイズ

 JN-VC3150UHDの外観を見ていこう。全体的に黒色でまとめており、液晶パネル下部にはJAPANNEXTのロゴを配置。背面には一部赤色のアクリル製パーツが用いられ、デザイン的にはいいアクセントになっているものの、点灯しない点はやや寂しく感じた。

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背面下部に線状の赤色アクリル製パーツを採用

 液晶パネルの曲率はR1800と比較的ゆったりとした曲面だ。そのため、実際に設置して前方から見てみると、液晶パネルの湾曲はさほど気にならないレベル。そのため、曲面ディスプレーに慣れていない人でも違和感なく使えるのではないだろうか。

 液晶パネルのベゼル幅は約1.5mmで、液晶非表示幅は約6mmと極狭額縁デザインを採用。曲面ディスプレーのため、複数並べるといった使い方には向かないが、ゲームや動画をフルスクリーンで表示するとその迫力はかなりのものだった。

4万円台で買えちゃう31.5型曲面4Kディスプレー、弱点はないのか検証した

極狭額縁ベゼルで没入感を高めている

 スタンドはハの字型の台座に支柱が伸びるタイプ。台座はハの字型の長さが300mmほど、角度が113度ほどと広く、そのため台座は細めながらも安定性は良好だ。

 しかし、支柱の高さは250mmほどのため、設置状態ではケーブルの挿抜がしづらい点は気になった。高さ調節や左右の首振りはできず、視点調節は-5度~+15度のチルトのみという点もコストカットの影響を感じる。

4万円台で買えちゃう31.5型曲面4Kディスプレー、弱点はないのか検証した

チルト調整(下方)

4万円台で買えちゃう31.5型曲面4Kディスプレー、弱点はないのか検証した

チルト調整(上方)

 とはいえ、100×100mmのVESAマウントに対応しているので、浮いた予算で別途ディスプレーアームを購入するといいかもしれない。ケーブルと視点調節の問題を一気に解決してくれる。

4万円台で買えちゃう31.5型曲面4Kディスプレー、弱点はないのか検証した

アームは同社の「JN-GC12V」がオススメ。直販価格4980円と低価格だが、最大耐荷重5kgなのでJN-VC3150UHDもいける

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