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KDDI、対話AI搭載型ロボットによる介護実証を実施

2023年11月13日 16時30分更新

 KDDIは11月13日、対話AI搭載型ロボットを活用した介護サービスの実証を実施すると発表した。

 シャープのコミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」に対話AIシステム「MICSUS(ミクサス/Multimodal Interactive Care SUpport System)」を搭載した対話AI搭載型ロボットを活用。MICSUSによる言語コミュニケーションだけでなく、RoBoHoNによる身ぶり手ぶりなどの非言語コミュニケーションを組み合わせて効果を検証する。

 高齢者の日常生活に溶け込む身近な存在になることで、ロボットへの関心維持および高齢者のコミュニケーション不足解消を図る。また、従来のMICSUSに「雑談機能」「対話履歴と対話要約の共有機能」「注意すべき回答があった際の警告機能」を追加し、介護業務に必要な情報だけでなく、雑談を通じた高齢者の日常の関心など、情報収集量の増加を図る。

 さらに、健康状態や日常の関心などを家族へ共有することで、離れた場所で暮らしている家族と高齢者とのコミュニケーション活性化や、健康に関する注意すべき回答があった際は専用サイトに警告画面を表示することで不測の事態があった際の迅速な対応が可能という。

対話履歴と対話要約

警告画面

 実証実験は、やさしい手が運営している東京都内のサービス付き高齢者住宅、棟外利用者(計10名)にて11月17日~12月18日の期間実施される。

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