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隠れた完全ブランニュー、MacBook Pro 14インチは幅広いユーザーにお勧め【レビュー】

上位モデルの本体に、最新のM3チップを積んだ、いいとこ取りのモデル。M3の処理能力も高いので、従来のMacBook Pro 13インチ(M2)と違って、お勧めできる良いモデル。円安価格は痛いが……

性能はAirと変わらないが
拡張性と画質と音質はProレベルのお買い得モデル

 本機が、もっとも安価なユニファイドメモリー8GB+ストレージ512GBモデルで24万8800円。13インチのMacBook Airを同じストレージ512GBに(MacBook Airには256GBという選択肢がある)したら、19万2800円でその差額は5万6000円。

 この価格差は、新しいボディと拡張性、良好な画質と音質を考えると納得できる。

 対して、上位モデルであるMacBook Pro 14インチ(M3 Pro)で、チップ以外のメモリを16GB、ストレージ512GBに揃えて比較すると、価格差は5万2000円。

 これまで、空白だった両者の中間を見事に埋めていることになる。

 正直なとこと、M3は多くの人にとって十分に高性能だ。従来、ここに位置するモデルがなかったので、検討している人は少ないかもしれないが、非常にお勧めできる商品だ。唯一気になる点としては、非常に軽量なMacBook Airより、310gほど重いことだろう。それさえ許容できるなら、良好な画質と音質を備えたMacBook Pro 14インチ(M3)は、自信を持ってお勧めできるモデルだ。

 

筆者紹介――村上タクタ
 趣味の雑誌を30年間に600冊ほど作ってきた編集者・ライター。バイク雑誌「ライダースクラブ」で仕事を始め、ラジコン飛行機雑誌「RCエアワールド」、海水魚とサンゴ飼育の雑誌「コーラルフィッシュ」、デジタルガジェットの本「flick!」の編集長を約10年務めた後退職。現在フリーランスの編集者・ライターであり、ウェブメディアThunderVoltの編集長。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー、mmhmmヒーロー。iPhone、iPadなどのデジタルガジェットや、バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。

 

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