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軽さは正義「iPhone 15 Pro Max」チタニウムの質感が魅力(石川温)

2023年09月20日 07時00分更新

光学5倍で撮影

光学5倍ズームはフォトセッションなど
筆者の仕事現場で活躍しそう

 iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxなど、ここ数年はProとPro Maxでカメラ性能が一緒だったこともあり、「画面サイズの好みだけで選べば良い」という良心的な状態であった。

デジタル25倍で撮影

0.5倍で撮影

 しかし、今年はiPhone 15 Pro Maxのほうにだけ「光学5倍ズーム」が搭載されるようになった。確かに、これまでの光学3倍ズームだけでは物足りず、ついついデジタルズームを使っていたりした。これが5倍まで光学ズームでいけるとなると、個人的には記者会見でプレゼンしている登壇者やフォトセッションなど仕事の現場で活躍できそうなので、iPhone 15 Pro Maxは必須なんじゃないかと思っている。

カメラの設定画面

 iPhone 15 Pro Maxでは、標準カメラに24mm、28mm、35mmといったような焦点距離が割り当てられており、ワンタップで切り替えられるようになっている。さらにマクロや光学5倍での120mmなど、7つの焦点距離が使える点がアピールされている。

マクロ撮影

24mmで撮影

28mmで撮影

35mmで撮影

48mmで撮影

 撮影時のフォーマットに関しても、これまでも高効率と互換性優先などを選べたが、さらに写真撮影時に24MPにするか12MPにするかも選べるようになった。フォーマットに関しても、ProRAW(最大48MPまで)、ProRAW 12MP、HEIF(最大、48MP)も選べる。ビデオ撮影でも、ProResのエンコーディングをHDR、SDR、Logから選択可能となっている。

 iPhoneのカメラと言えば、かつては「特に何も考えなくて、誰でもきれいに撮影できる。というか、特に設定を変えられるところがない」というスタンスであったが、こうしたコンセプトはノーマルのiPhone 15やiPhone 15 Plusに任せ、iPhone 15 ProやiPhone 15 Pro Maxにおいては「とことんカメラにこだわる人のために、マニアックに設定を変えられる仕様」になっているのがおもしろい。

 個人的にはプロのカメラマンではなく、「記事を書くための取材のついでに、写真をおさえる。ただし、失敗は許されない」という立ち位置で仕事をしているため、あまり細かいことを考える必要なく、ちゃんとした写真が撮れている事が望ましい。

 しかし、ノーマルのiPhone 15やiPhone 15 Plusではレンズの画角などで、イマイチ、物足りなく、やはりiPhone 15 Pro、さらに光学5倍ズームが欲しいということで、iPhone 15 Pro Maxが選択肢になるわけだ。

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