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軽さは正義「iPhone 15 Pro Max」チタニウムの質感が魅力(石川温)

2023年09月20日 07時00分更新

LightningからUSB-Cに端子が変わった

LightningからUSB-Cに端子が変わり
様々なデバイスとの接続性が上がるだろう

 今回、iPhone 15シリーズではUSB-C端子になったことで、出先や出張先にタブレットやAndroidスマートフォン、さらにノートパソコンも持ち歩く自分としては、諸手を挙げて大歓迎な進化であった。

 USB-Cに切り替わったということで、iPhone 15シリーズ全モデルで1mのUSB-Cケーブルが同梱される。ただし、iPhone 15とiPhone 15 PlusはUSB 2という仕様で、最大480Mbps、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro MaxはUSB 3で、最大10Gbpsという通信速度となっている。実際、4GBのファイルをコピーしてみたが、確かにiPhone 15は2分30秒だったのに対して、iPhone 15 Pro Maxは27秒であった。ただし、iPhone 15 Pro Maxに関しては別途用意したUSB 3対応ケーブルを使っている。

 USB-Cになったことで、今後、様々なデバイスとの接続性があがりそうだ。

 特にモニターやテレビとつなげて、大画面でゲームを楽しめるようになりそうだ。実際、アップルとしてもA17 Proチップとハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングにより、なめらかなグラフィックスに加えて、現実に近いライティングを再現し、没入感がさらに増していきそうだ。このあたりはクアルコム・Snapdragonの重点領域として強化しており、iPhoneとAndroidのガチンコ勝負がこれからみられることだろう。

 iPhoneでカメラや動画、音楽、SNS、ゲームなど、とにかく「iPhoneを徹底的に使い倒したい」という人にはA17 Proチップと光学5倍ズームが載ったiPhone 15 Pro Maxをまず検討すべきではないだろうか。

 

筆者紹介――石川 温

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)、『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)など、著書多数。

 

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