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RTX 4060搭載で13万円以下!アーコア6推奨で快適動作なゲーミングPC

2023年09月28日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●ジサトラハッチ
提供: マウスコンピューター

「NEXTGEAR JG-A5G60」の基本を確認

 ゲーミングパフォーマンス以外の点も確認していこう。コストを抑えながら、冷却面にもこだわった「NEXTGEAR」シリーズ。ファンは標準で、フロント(吸気)とリア(排気)に、120mm径ファンを各1基装備している。オプション(3300円)で、トップに2基(排気)を追加してさらにエアフローを強化することもできる。

アーマード・コア6

標準構成では、フロントから外気を取り入れ、CPUクーラーを通って、リアから強制排気される形だ

アーマード・コア6

トップにはダストカバーを装備。マグネットで簡単に着脱することができる

 使い勝手に影響するインターフェースは、フロントに2基のUSBポートに、ヘッドホン端子とマイク端子が筐体トップの右サイドに並んでいる。そのほかリアには、USB Type-A×7基と、Type-C×1基とUSBインターフェースは必要十分だ。

アーマード・コア6

フロントインターフェースは、トップの右サイドに並んでいるので、机の下に置いている場合は挿し易くなっている

アーマード・コア6

リアインターフェース。計8基のUSBポートやギガビットLAN、オーディオ端子を確認できる。また、ビデオカードにはHDMI×1、DisplayPort×3が備わっている

アーマード・コア6

6コア/12スレッドCPUのRyzen 5 4500。最大4.1GHzで動作する

アーマード・コア6

評価機のマザーボードのチップセットは、AMD B550を採用していた

アーマード・コア6

搭載メモリーはDDR4-3200駆動で、8GB×2枚の16GBを搭載している

アーマード・コア6

GeForce RTX 4060 GDDR6 8GBのGPU-Z。GPUコアクロックは、NVIDIAのリファレンスクロックになる

アーマード・コア6

「CrystalDiskMark 8.0.4」を使って搭載ストレージの速度を計測。NVMe SSDとしては、特別高速とは言えないが、アプリの起動や、ゲームロードが遅いと感じることはなかった

PC全体のパフォーマンスを確認

 最後にPCの基本的なパフォーマンスを計測して独自のスコアで示す「PCMark 10」を実行した。

アーマード・コア6

「PCMark 10」無印の結果

 スコアは、ウェブブラウジングやアプリ起動などのパフォーマンスとなる「Essentials」で9105ポイント、表計算や文書作成となる「Productivity」で8511ポイント、写真や動画の編集作業になる「Digital Content Creation」で9441ポイントとなった。

 CPUは2世代前のモデルになるが、いずれのテストでも、UL Benchmarksが示している快適度の目安となるスコアを、大きく上回っている。日常的に使う表計算や、写真の編集といった作業を、十分快適に行うことができる。

CPUクーラーの動作音は妥協点か

 パフォーマンスと同じく、気になる動作音と消費電力を確認していこう。作業の集中力や、ゲームへの没入感などに影響する動作音からみていこう。10分間なにも操作しなかったアイドル時と、CPUがフルロードされる「CINEBENCH R23」実行中、『アーマード・コア6』を30分ほどプレイ(フルHD、最高)した時の騒音値をみることにした。計測には騒音計のCUSTOM「SL-1330」を使用し、机上に置いた際を想定して、ケースフロントから左斜め前60cmの位置と、机下に置いた時に頭がくる、ケーストップから70cm上の位置で行っている。

アーマード・コア6

騒音値

 CPUクーラーはAMDリテールとあって、CPUがフルロードされる「CINEBENCH R23」実行時は、40dBAを超えている。しかし、CPUに高負荷をかける作業は日常的には少ない。実際、ビデオカードのファンも回転するゲーミング中は40dBAアンダーなので、十分ゲームの世界観に浸れるだろう。

 最後はシステム全体の消費電力を確認してみた。騒音値と同じく、アイドル時、「CINEBENCH R23」実行中、『アーマード・コア6』プレイ中のシステム全体の消費電力を、電力計のラトックシステム「RS-WFWATTCH1」を利用して計測した。

アーマード・コア6

システム消費電力

 CPUとビデオカードに負荷がかかるゲーミング中でも200Wを切っている。「NEXTGEAR JG-A5G60」は、標準構成で容量750Wの電源ユニットが搭載されているので、かなり余裕を残している。ビデオカードなどの将来のグレードアップも視野に入れられる。

PCゲーミングに必要な要素を備えたコスパ優秀な1台

 ブランドコンセプトのとおり、コストパフォーマスに優れたゲーミングPCとして成り立っている「NEXTGEAR JG-A5G60」。ゲーミングや、軽い写真編集なども快適に行えるパフォーマンスだけでなく、サイドに強化ガラスパネルを採用し、カスタマイズでLEDファンの搭載も可能と、ゲーミングPCらしく見栄えにもこだわれるのも良いところだ。

 今回試したような中量級負荷のゲームタイトルを、コスパ良く、楽しみたいというひとに、おすすめしやすい1台となっている。

(提供:マウスコンピューター)

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