数十センチ程度を測るのであれば差し金を使いますが、更に長いものを測るときに出番となるのが、コンベックス。金属製のテープを採用したメジャーで、断面を湾曲させることで折れや曲がりに強くし、遠くまで真っすぐ伸ばせるというのが特徴です。
板材や塩ビパイプ、ツーバイ(2×)材といった大きな材料は、サイズを測るのが結構難しいですが、コンベックスならよれたり曲がったりしないので、正確にサイズを測れるわけです。
とはいえ、いくら折れや曲がりに強いといっても伸ばすほどに負荷は高くなっていくため、いつかは折れます。ちょっと試してみたところ、ずいぶん昔に購入した安物は1100mm、つい最近100均で購入したものでも1500mmを超えたあたりで折れてしまいました。
これに対し、今回試用したタジマの「剛厚セフGロックマグ爪25 5.0m」(実売価格2840円)は、テープを厚くすることで高い剛性力を実現。スルスルと伸ばしていっても折れる気配がなく、2400mmを超えるまで耐えてくれるという強さが魅力です。
テープ幅が広く、視認性に優れている
ホームセンターでよく売られているツーバイ材は長さが約1820mm(6フィート)、塩ビパイプなどは2000mmとかですから、これらを端から端まで測る場合でも余裕です。
また、テープ幅も約25mmと太くなっているため、数値が大きく視認性に優れているのもいいところ。手元の約16mm幅のものと比べると圧倒的です。
ちなみに裏面は、文字が90度回転してあり縦方向で読みやすくなっています。天井からの距離を測る場合など、縦で使う時はこちらの方が見やすいでしょう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります