輝度は400cd/m2でコントラスト比は2000:1
さて、そのIPS BLACK方式の液晶パネルを採用した、JN-27IPSB4FLUHDR-HSPの話に移ろう。サイズは27型で表面処理は光沢がないノングレアタイプ。解像度は4K(3840×2160ドット)までサポートする。
前述の通り、コントラスト比は2000:1、輝度も400cd/m2と高めだ。sRGBカバー率は100%を誇るほか、DCI-P3のカバー率も98%と高く、色の鮮やかさは従来のIPSモデルよりも優れている。視野角は水平垂直ともに178度を実現しており、横からのぞき込んでも色ムラはなかった。画質にこだわりたい人でも満足のいく仕様だろう。
また、JAPANNEXTいわく、最大輝度400cd、コントラスト比1000:1以上、sRGBカバー率95%以上、ビット深度8bit以上ということで、DisplayHDR 400相当のHDR機能を備えているとのこと。
その一方で、リフレッシュレートは最大60Hzまで。ゆえに、FPSやTPSといった高フレームレートでプレイしたいゲームには最適とは言えない。しかし、応答速度はオーバードライブ時にGTGで5msと残像感はまったくない。MMORPGやアクションゲーム、格闘ゲームなら十分満足のいくプレイができるだろう。
また、ディスプレー同期技術である「AMD FreeSync」をサポートしている。ティアリングやスタッタリングといった画面の乱れを抑えてくれる点はうれしいところ。
さらに、チラつき防止のフリッカーフリーや、眼精疲労の原因と言われるブルーライトの軽減機能も備える。長時間使っても疲れを極力抑える配慮がなされているので、仕事用でも十分戦略になりそうだ。
OSDにはピクチャーモードと呼ばれるプリセットを搭載。プリセットは「スタンダード」、「フォト」、「ムービー」、「ゲーム」、「FPS」、「RTS」の6つ。いちいちジャンルに合わせて細かく調整しなくても、プリセットの選択だけである程度最適化できるというわけだ。
また、FPSやTPSをプレイするうえでありがたい、画面中央に照準点(4種類)を表示する機能もある。そのほか、色温度の初期設定は「USER」で若干暖色よりの印象だが、OSDから「ノーマル」、「暖色」、「寒色」に変更できる。
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