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PC自作初心者も玄人も要注目!

PC自作に革命! ケーブル引き回しが超ラクになるCORSAIR「iCUE LINK」がマジでスゴイ

2023年09月01日 11時00分更新

iCUE LINK対応デバイスでパソコンを自作してみた!

 先の接続例を見てもらえればわかるとおり、ケーブル数はわずか4本。従来ならファンごとに2本ずつ、水冷ヘッド用に最低1本は必要だったことを考えると、単純計算で13本。比べる必要もないほど、劇的にケーブル数が減っている。

 これがどのくらい自作シーンにおいて影響があるのか、実際にPCを組んで検証してみた。

 いきなりだが、完成した状態がこれだ。

iCUE LINK

iCUE LINKデバイスの構成は、先の例と同じ。マザーボードには、ASRockの「X670E Steel Legend」を採用している

 今回試用したPCケースでは、前面にしか360mmラジエーターを装着できなかったため、レイアウトを工夫。前面吸気でラジエーターを冷やし、天面と背面のケースファンで排気する、というレイアウトを採用した。

 これだけファンがあると、ケーブルをどこから裏に持っていくのか、配線の取り回しはどうするかで相当頭を使うのだが、今回はそういった悩みは一切なし。このあたりにファンを配置しようとネジ止めし、配線も裏表行ったり来たりすることなく、表側から接続するだけで終わってしまった。

iCUE LINK

ケーブルは、なるべくケースの角に隠れるように接続

 ただし、コネクターぶん出っ張りがある点には注意。今回のように少し余裕があるときは大丈夫だが、とくに背面ファンはあと1cmでも上げるとコネクターがぶつかり、接続できなくなりそうだった。

 また、ケーブルが少し太めなので、狭い場所での配線はやや難しい。レイアウトによっては、先に配線してからファンをネジ止めするほうがいいだろう。

 iCUE LINKシステムハブは、裏面の見えない位置に配置。水冷CPUクーラーのラジエーターが下まで貫通しているのをいいことに、ここで接続することにした。

iCUE LINK

ケース前面近く、下部にシステムハブを取り付けた

 少し広い場所にシステムハブを固定したかったのだが、200mmのケーブルを使うためここで妥協。次に長いのは600mmとなってしまい、今度は長すぎてジャマになってしまったからだ。贅沢をいうと、できれば300~400mmのケーブルがあるとよかったのだが……。

 少しマイナス面を書いてしまったが、あくまでこれらは従来と比べて気になったポイント。最初から、ケーブルでの接続ではスペースが必要、ケーブル長は100mm、200mm、600mmの3種類だと認識していれば問題ない。

 一番メリットに感じたのは、ケーブルの取り回しを考えずにファンを配置できること。ケーブルの長さや、どこから裏に回すと目立たなくなるか、といったことをまったく考慮しなくていいのだ。好きな位置に好きなように配置できるのは楽だし、何より、思ったとおりのレイアウトになるのがうれしかった。

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