クレジットカードのタッチ機能およびQRコードに対応した改札機
東急電鉄は8月21日、クレジットカードのタッチ機能およびQRコードを活用した乗車サービスに関する実証実験を、8月30日より田園都市線全駅で開始することを発表した。2024年春までには、一部駅を除く東急線全駅への対象改札機の設置を予定しているという。
本事業は、東急、三井住友カード、ジェーシービー（JCB）、日本信号、QUADRACとの協業により実施するもの。乗車券は、8月30日よりオープンするデジタルチケットサービス「Q SKIP」の販売サイト上でクレジットカードを使用して乗車前に購入できる。
入出場時は、タッチ機能に対応したクレジットカード、またはスマホなどに表示されるQRコードを対象改札機の読取部にかざすことで、券売機や窓口を介さずスムーズに利用できるようになる。タッチ機能に対応したクレジットカードを使用した改札機の通過サービスは、三井住友カードの提供する公共交通向けソリューション「stera transit（ステラトランジット）」により実現する。
決済対象ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover。なお、Mastercardの場合は、タッチ機能に対応したクレジットカードでの乗車は利用できない。
デジタルチケットサービス「Q SKIP」購入手続き画面
「タッチ機能に対応したクレジットカード」にて乗車する場合
「QRコード」にて乗車する場合
8月30日よりQ SKIPで取り扱いを開始するサービス
Q SKIPで取り扱いを予定しているサービス
タッチ決済に対応したクレジットカードを使用した後払いの乗車サービスについても、2024年春以降の実施に向け検討していくという。
クレジットカードのタッチ機能およびQRコードに対応した改札機の整備ステップ（予定）
東急のDX特別組織「URBAN HACKS（アーバンハックス）」が構築するQ SKIPでは、8月30日から、田園都市線と世田谷線が1日乗り放題の「田園都市線・世田谷線 ワンデーパス」などの企画乗車券を販売する。
また、「オープン記念50％キャッシュバックキャンペーン」を8月30日～10月31日の期間に実施。東急カードが発行したクレジットカードでの購入に限り、対象となる。キャッシュバック上限金額は2000円。
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