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京セラのスマホは続く! TORQUEはauから間もなく&法人向けタフネス機「DuraForce EX」発表

2023年08月03日 15時00分更新

法人向けの高耐久スマートフォンを来年発売
TORQUEの新モデルは間もなくauから発表と予告

 京セラは、法人向けの高耐久スマートフォンの新製品として、「DuraForce EX」を製品化。来年1月下旬以降にNTTドコモ、ソフトバンク、また京セラからのSIMフリー版の販売を予定している。

DuraForce EX

DuraForceながら、日本で独自に企画・開発された法人向けのタフネススマホ「DuraForce EX」

 DuraForce EXは、物流・建設などの“働く現場”で安心して使えるよう、落下や衝撃に強い耐久性能とともに、バッテリー交換やバーコード読み取り機能、本体の左右にグローブを着用した状態でも使えるダイレクトボタンなどの機能を備える。また、企画・設計・製造・サポートまですべて国内で展開するJAPAN MADE製品である点もアピールしている。

DuraForce EX

過酷な現場で使える高い耐久性を持っている

DuraForce EX

発売は来年ということもあり、現時点ではモックのみ。FeliCa搭載で背面にはそのマークも

DuraForce EX

側面に分厚いグローブを着けた状態でも使いやすいボタンを用意

DuraForce EX

こちらは北米向けモデルのDuraForce PRO 3

 主なスペックは、5.8型HD+液晶、MediaTek Dimensity 700、4GBメモリー、64GBストレージ、ワイド撮影にも対応した1600万画素カメラ(イン800万画素)、防水・防塵(IP68)、耐衝撃(MIL仕様21項目+京セラ独自試験)、FeliCa、側面指紋センサー(+顔認証)、4270mAhバッテリー、Android 13など。追加可能なmicroSDはデータ暗号化をサポート。ネットワークは5G対応で、nanoSIM+eSIMのデュアルSIM。本体サイズ/重量は約77×163×14.8mm/約248g(ともに暫定値)。

 また、気になる個人向けモデルについては、au向けの「TORQUE」の新モデルリリースが間もなくであると予告した。

DuraForce EX

TORQUEの新製品についてもあらためて予告された

個人向け製品で鍛えられた技術で
法人向けの通信ソリューション事業をさらに強化する

 同社は2025年3月までのコンシューマー向け端末からの終息を表明しているが、法人向けの端末、通信ソリューション事業については引き続き強化を続ける。

 現在展開している事業もいくつか紹介された。高耐久端末の技術を活かした学習塾向けの教育用タブレット、離れて暮らす両親や高齢者の位置情報を知らせる見守り端末といったハードウェアはもちろん、中古端末のリファービッシュ事業を展開するBelong(にこスマ)との事業では、端末メーカーならではの技術力で、端末の検査や選別、液晶研磨・防汚コート塗布といった部分を担当する。

DuraForce EX

中古端末のリファービッシュ事業にも端末メーカーの知見を生かして関わっている

 現在検討している事業としては「人に寄り添うDX」をキーワードに、IoTによる人手不足や2024年問題を解決するソリューションを展開する。具体的には建設業界や運輸業界向けに、接触型センサーで作業員のストレスや熱中症のリスクを見える化したり、運航前の点呼の負担軽減などを可能にする機器を開発している。

DuraForce EX

現在開発が進められている通信ソリューション事業での事例

 

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