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リキテンスタイン「Girl」とスプレー缶をオマージュしたSwatchを衝動買い

2023年08月04日 11時30分更新

Swatch×MoMA ウォッチ リキテンスタイン/Girlは盛夏が似合う

世界中で流通している硬貨で
簡単にバッテリー交換できて素晴らしい

 実はGirlをゴールデンウィーク前後に手に入れて、今日まで時々装着して使っている。超個人的な感覚で恐縮だがこの腕時計は昨今の盛夏の日差しに良く似合うという印象だ。真っ暗闇では今が何時かまったく判別不可だが、灼熱の太陽の下ではスマートウォッチとは大きく異なり、その視認性は圧倒的だ。そして原色カラーのコンビネーションは太陽光にピッタリだ。

 今回のGirlも含めSwatchの素晴らしい特長のひとつは、DIY的に誰でも簡単にできる電池の交換だ。多くのSwatchは電池の裏ブタが背面に直接露出しており、日常使っている硬貨の外周部分をドライバー代わりに使ってほんの少し時計針と反対周りに回すだけで、裏ブタを外して電池交換が可能だ。

流通してる世界中の硬貨で誰でもバッテリー交換できるSwatchは素晴らしい

 多くのクォーツ腕時計は本体の裏ブタを開けた中にバッテリーフォルダがある。蓋を開ける方法によっては、個人ではバッテリー交換不可能なケースも多い。一般的にバッテリー交換をお店に依頼すると1000円〜2000円は必要だ。DIYで安価にバッテリー交換できるSwatchの製品思想は素晴らしい。

 今回のGirlの使用バッテリーは日本でもよく見かけるRenata 390(レナータ)だった。日本製の互換バッテリーはSR1130SWでネット通販や家電量販店、ホームセンターなどであればどこでも入手可能だ。ショップや購入数量にもよるが、価格的には1個200円〜500円で入手できそうだ。

 Girlは周囲の人にはウォッチフェイスのGirlしか目に入らないが、オーナーは装着、脱着の度に背面のロイ・リキテンスタインの2つのリトグラフを眺めることのできる、贅沢で芸術的で洒落た楽しいSwatch腕時計の筆頭だ。

オーナーは表裏のバリエーション差を楽しめるSwatch×MoMA ウォッチ リキテンスタイン/Girlは間違いなく筆者の永久保存版Swatchのひとつになる

 いままで多くの国内外の出張先や旅行先で数多くのSwatchを買ったことがある筆者だが、現在も手元に残っているのはおそらく10数本くらいだろう。リキテンスタイン/Girlはその中でも貴重な1本になりそうだ。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:Swatch「Swatch×MoMA ウォッチ リキテンスタイン/Girl
・購入:スウォッチ
・価格:1万5180円

T教授

 日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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