週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Sペン付きで5万円台! 多彩に使いこなせるAndroidタブレット「Galaxy Tab S6 Lite」

2023年07月13日 12時00分更新

Sペンは絵を描かない人にも超便利!

 Galaxy Tab S6 Liteの最大の利点として、Sペンが挙げられます。SペンはGalaxyに特化して開発されたデジタルペンで、ただ文字や絵を描いたりできるのではなく、より便利に使える独自機能を備えていることが特徴。

同梱のSペンは、アナログの鉛筆やサインペンのような書き心地

Sペン(下)は、一般的なペンに近いサイズ。鉛筆のような形状で、側面にボタンを搭載。押すと消しゴムになったりする

 Sペンは同梱されていて、充電不要で使えます。タブレットを横向きにした上部(縦向きにした場合は右側)にマグネット式で装着できるので、常に一緒に持ち歩けて、なくしにくそうです。

マグネット式でタブレットの側面にピッタリくっつけられる

 Sペンを使って最も気に入ったのは「クイックメモ」機能。画面オフの状態で、ペンのボタンを押しながら画面をダブルタップすると、黒い画面に素早くメモが書けます。書いたメモは「Samsung Note」に保存されます。

画面をオンにしてアプリを起動しなくても、黒い画面に素早くメモを書ける

 Galaxy専用の「Samsung Note」では、Sペンで書いた文字をデジタルテキスト化することも可能。「手書きは便利だが、きれいには書けない」という人に役立つこと請け合いです。この機能は「Chrome」や「マップ」の検索キーワードの入力時にも使えますが、小さな検索窓に日本語を入力するには難しく感じました。

手書き文字をテキスト化できるOCR機能を搭載

 PDFファイルにメモを書き込んだりできるのも便利。画面のスクリーンショットを撮って、メモを追加して共有といった作業も、慣れてしまえば難なくできます。

PDFに手書きでメモを書いたりできるのも便利

スクショを撮って、すぐにメモを書いたりもできる

 ペン先を画面に当てずに、近づけるだけで使える機能もあります。たとえば「ギャラリー」のサムネイル画面に近づけると、写真や動画が拡大表示されます。外国語のウェブページを表示させ、意味がわからない言葉に近づけると、日本語訳が表示されます。同梱のSペンには電池はなく、Bluetooth接続もしていないので、初めて使う人は驚くかもしれませんが、これは「電磁共鳴」という仕組みを用いたSペン独自の機能です。

画面の右側にSペン専用のメニューを表示できる。ここでは「翻訳」を選択した

Sペンを近づけて、わからない言葉を選択すると、翻訳が表示される

「ギャラリー」で写真や動画を選択する際に、Sペンを近づけると拡大表示されて、チラ見ができる

純正カバーがあるとより便利

 サムスン純正のGalaxy Tab S6 Liteのカバーも発売されています。「Galaxy Tab S6 Lite Book Cover」という商品で、価格は9240円。カラバリはグレー、ブルー、ピンクの3色から選べます。Galaxy Tab S6 Liteが海外では3色展開であることを先述しましたが、グレー以外の2色がブルーとピンク。日本では本体カラーはグレーのみですが、カバーは海外と同じように3色から選べるわけです。

筆者が借りたのはグレー

背面も同じ質感

 カバーは内側にSペンを収めることができ、閉じるとディスプレーは自動で消えます。表面はクロス調で、汚れが着きにくそうな質感。タブレットを立てられるスタンド機能もあり、角度は2段階から選べます。筆者は「Netflix」や「YouTube」を観るときに使いましたが、ビデオ通話をしたり、パソコンの横に置いて、サブディスプレイとして使ったりしたい人も、あったほうが便利でしょう。

内側中央にSペンを格納できる

タブレットを固定する溝が2列あり、好きな角度で立てられる

横から見たところ。このようにカバーを曲げて固定する

上から見たところ

 タブレットが欲しいけど、10万円超えのハイエンドモデルほどの性能は求めていない。されど、安くても操作していてストレスを感じるようなモデルは避けたい。そう考えている人は少なくないでしょう。Galaxy Tab S6 Liteは5万円台という手頃な価格ながら、Sペン付きで多彩な用途に使えることが魅力。これまで、ちょうどいいAndroidタブレットを見つけられなかった人は、試してみる価値があるでしょう。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事