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8年前のiPhone 6sでも快適動作!?『対魔忍GOGO!』のフレームレートを計測してみた

2023年06月12日 13時00分更新

 今回取り上げるゲームは、5月リリースの「対魔忍」シリーズ最新スマートフォンゲーム「対魔忍GOGO!」だ。短時間で気軽に楽しめるローグライクアクションゲームで、ディフォルメされた3Dキャラクターの描写が特徴的な本作。スマートフォンにかかる負荷自体は軽いものの、iPhone 13 Pro MaxとiPhone 6sでどの程度の差がつくかは気になるところだろう。

 早速iPhone 13 Pro Maxを使用し、モバイルゲームのフレームレート計測アプリ「GameBench」でゲームの動作を確認してみた。なお、計測時のゲームバージョンは1.2.8。ゲーム内の特定シーンで1分間プレイを続けた際のフレームレートを計測している。

「対魔忍」シリーズ最新スマートフォンゲーム「対魔忍GOGO!」。ちなみに、対象年齢は9歳以上とのこと

戦闘は「アーチャー伝説」のようなローグライクスタイルで、静止時に自動で攻撃するキャラクターを操作し、敵と弾幕をくぐり抜けながら戦っていく。1つのチャプターは複数ステージで構成されており、ステージをクリアするごとにキャラクター強化が可能だ

 本作のグラフィックス設定は極めてシンプルで、「画質」と「フレームレート」をそれぞれのプリセットから選択するのみ。ここでは画質がもっとも高くなる「最高画質」を設定し、フレームレートは最大の「60FPS」とした。

グラフィックス設定画面。項目はプリセットを選べるのみ

 さて、iPhone 13 Pro Maxの計測では平均フレームレートが59fpsと、実質的に設定上限である60fpsに張りつく良好な結果が出た。CPU使用率は計測上58.89%前後、GPU使用率は45.59%と、どちらも低く抑えられており、ゲームに対してかなり余裕のあるスペックであることがうかがえる。fps安定性も100%で、iPhone 13 Pro Maxであればプレイに支障はまったくない。

iPhone 13 Pro Max、最高画質設定、フレームレート「60FPS」の結果

 一方のiPhone 6sも、同じ設定で平均フレームレート59fpsを達成。CPU使用率は77.27%、GPU使用率は65.2%と、iPhone 13 Pro Maxには劣るもののかなり余裕はある。2つの端末の結果から見て、「対魔忍GOGO!」は極めて低負荷な3Dゲームと言うことができそうだ。ただし、iPhone 6sではプレイ中に端末が発熱し、支える指に若干の熱さを感じる程度には本体温度が上昇する。iPhone 13 Pro Maxでは気になるほどの発熱は感じられなかったため、そういった細かなストレスを解決するのであれば、やはり新しい端末を使用するほうがいいだろう。

iPhone 6s、最高画質設定、フレームレート「60FPS」の結果

3Dキャラクターはポリゴン数を抑え、ストーリ―部分では2D背景を組み合わせるなど、そもそも負荷がかかりにくい設計になっているのが本作の特徴。昨今のスマートフォンゲームは容量も負荷も大きめで「とりあえずインストールしてみる」のハードルが上がっているが、本作ならそんな心配は無用だ

 以上のように「対魔忍GOGO!」は、5~7年前のスマートフォンであるiPhone 6sでも最高設定で余裕をもって動作させられる、非常に軽負荷なタイトルだ。近年のリッチなモバイルゲームと比較すればやや簡素には見えるが、短時間でプレイできることに加え、端末を選ばない軽さは本作の利点でもある。ゲーム向け端末でなくともプレイしやすいのは、古い端末を使用しているユーザーには嬉しいポイントかもしれない。

 本作に関して言えば性能面ではあまり差が出ないものの、バッテリーの容量や本体の発熱といったストレスを考慮するのであれば、快適さはここ2~3年でリリースされた端末に軍配が上がる。ゲームの動作が重い、もっと快適にスマホゲームをプレイしたいという人は、一度自分のスマートフォンの状態を確認してみてはいかがだろうか。

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