専用内部ディスプレーが用意されたNV5
続いてはNV5について。NV5は、NV7のような背面のカバーはなく、電源ユニットも下部設置。こちらの方が一般的なタイプのレイアウトに近い。
ただし、斜めに設計された底面はこちらも同様。電源ユニットが斜めに入るのは見た目にもなかなかインパクトがあるが、組みこむ時に滑り込ませやすいので意外と実用的に感じる。
裏配線部分も、カバーによってスペースが細かく分かれている形ではない。とはいえ、ケーブルマネジメントがしやすいようにケーブルタイなどがしっかりと配置されてているのは嬉しい。
NV5は、マザーボード下部の台形の部分(裏配線で電源ユニットが入っている部分)の縁を彩るようにLEDが配置されているが、実はこの部分は面白いカスタマイズが可能だ。
台形の斜面部分を取り外し、別売りの専用ディスプレーをここに埋め込むことができるのである。このディスプレーは、HDMIでビデオカードから映像を入力するため、OS上の映像を画面に表示できる。
サブディスプレーとして使うことはもちろん、場合によってはPCだけで映像を見ながら操作できてしまうわけだ。
また、その他にもカスタマイズパーツとして、PCケース下部と上部の縁に埋め込めるLEDパーツが別売りされるとのこと。このパーツは他のNVシリーズにも使用できるものではあるが、カスタマイズ性の高さはNV5の特筆すべき点と言える。
なお、NV9については、基本的な構造はNV7とほとんど同じで、よりサイズが大きくなったものとなる。大型のビデオカードを美しく見せたい時など、想定するレイアウトによって使い分けるといいだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう