逆送風モデルも用意されたファン
PCケースの他に紹介してもらったのが、D30シリーズというファン。D30-120という120mm角のファンはすでに発売済みだが、今回はD30-140という140mm角のファンが登場した形だ。
D30シリーズ。新製品は下の140mmサイズのもの
D30シリーズの面白いところは、SKUによって風の向きがを選択できるところ。通常のケースファンでは、支柱やロゴシール、配線などが見える方が裏面で、表から裏へ風を送るものが基本だ。しかし本製品では、裏から表へ風を送るSKUも販売されている。
これは、裏配線側から吸気するレイアウトのPCケースなどを美しく見せるための工夫だ。裏から吸気する場合、どうしてもマザーボード側からファンの支柱などが見えてしまってデザイン性を損なうため、逆向きのモデルを用意したとのことだ。逆向きのSKUは“REVERSE”と表記される。
左右のファンはどちらも表向きだが、フィンの形状が異なり風向きが逆になる
D30-140は黒/白モデルにそれぞれリバースモデルがある
またこのファンの特徴として、左右のファンを固定パーツで通電させることで、個別に電源を供給しなくても連なったファン全体を動かすことができる。これによって、複雑なケーブルマネジメントをせずに使用できるのも魅力となる。さらに、ネジ穴などを隠したり隙間を埋めたりするパーツが複数あるのも、デザインに気を使う人には嬉しいところ。
隣り合ったファンを固定パーツで繋ぐことで通電できるため、個別にケーブルを接続せずに使える
ネジ穴のスペースを埋めるパーツも。見た目にこだわる人にオススメ
今回、Phanteksにより展示されていた製品については、日本での取り扱いについては未定なものの、PC自作erにはかなり魅力的な製品が多かった。よりデザインにこだわったPCを組みたいという人は今後の展開に注目してほしい。
簡易水冷クーラーのGLACIER ONE D30シリーズでは、上記のファンが使用される
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