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自動車税の納付期限を5月末に控えるなかでのスミッシング

国土交通省を騙るフィッシング詐欺が最悪のタイミングで流行

2023年05月19日 17時00分更新

国土交通省を騙るフィッシングメール(フィッシング対策協議会公式サイトより)

自動車税の督促状がSMSで到着!?

 この詐欺SMSで、あらためて納税が済んでいないことを思い出した方も少なくないのでは?

 フィッシング対策協議会は国土交通省を騙ったフィッシングの報告があったと発表しました。これは、国土交通省を装ったSMSからフィッシングサイト(偽のWebサイト)に誘導し、自動車税の納付が済んでいないと偽ってVプリカで金銭を得ようとするもの。

 同協議会ではVプリカ発行コード番号、額面、Vプリカチケット写真書類などを絶対に入力しないよう注意喚起しています。

 このフィッシング詐欺が上手い(?)のは、本物の自動車税の納付期限である5月末を意識したタイミングでバラまいていること。

 たいていは事前に封書で納税通知書が届いているわけですが、納付期限まで微妙に遠いため、『また今度あらためて』と後回しにする方も多いと思われます。

 そんななか、突然SMS経由で「自動車税(督促状)」と大書されたページに飛ばされたら、『しまった、もう期限過ぎてたのか!』と早合点してしまう可能性も大いにあり得ます。

 なお、数ヵ月前から「Vプリカでの支払い」を要求するフィッシング詐欺、それも官公庁を装ったものが増えています。

 国からメールやSMSが届けば慌ててしまうのは仕方ありませんが、支払い方式にVプリカを指定していたら、とりあえず偽物だと判断したうえで、当該メール/SMS内のURLや電話番号に頼らず自力で対象の自治体や官公庁のページに飛んで問い合わせましょう。

国土交通省を装ったフィッシングサイト(フィッシング対策協議会公式サイトより)

 フィッシング詐欺のメールやSMSがあなたのもとに届いた際は、フィッシング対策協議会に報告することをおすすめします。

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