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X3D対応済BIOSだから新規に組む方の心強い味方

Ryzen 7 7800X3DのゲーミングPC自作におすすめな価格抑えめのX670Eマザーボード

2023年05月22日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

豊富に搭載、高速&ゲーミング向けインターフェース

 ゲーミングマザーボードではインターフェースも重要だ。ネットワークにUSBといったインターフェース類をまずはバックパネルから見ていこう。

 MAG X670E TOMAHAWK WIFIのバックパネルは組み込み済み一体型。組み込みの際にパネルをはめる手間が省ける。インターフェースでは、まずネットワークが2.5GbE(Realtek RTL8125BG)、無線はWi-Fi 6E(AMD Wi-Fi 6E)を搭載している。USBを見ると、まず2基あるType-CがUSB 3.2 Gen2x2とUSB 3.2 Gen2、さらにType-AはUSB 3.2 Gen2×2、USB 3.2 Gen1×4。映像出力がDisplay Port×1とHDMI×1。S/PDIFを含む6ポートのオーディオ入出力。そしてFlash BIOSボタンも備えている。

2.5GbEのLANチップはRealtek「RTL8125BG」

オーディオチップはRealtek「ALC1200」

バックパネル付近にはASMedia「ASM1464」リピーターチップを3つ並べて実装していた

 フロントUSBはUSB 3.2 Gen2 Type-C×1、USB 3.2 Gen1×4、USB 2.0×4。こちらのポート数も十分。ケースのType-C/AフロントUSBもバッチリ使え、USBヘッダーに接続するタイプの簡易水冷CPUクーラーも問題ない。

フロント用にUSB 3.2 Gen2 Type-Cを搭載

その付近にはASMedia「ASM1543」USB 3.1 Type-C−muxスイッチチップを搭載していた

 メモリスロットはAMD 600シリーズなので当然DDR5メモリ用。4スロットあり、スペック表には最大192GBとの表記がある。つまり、最近出始めた24GB/48GBモジュールにも対応を果たしているようだ。OCメモリのサポートはEXPOで、1DPC 1Rから2DPC 2Rまでどれも6000+とされている。それほど高クロックではないが、本製品はOC競技向けというわけでもなく、Ryzen 7000シリーズもDDR5-6000がスイートスポットとされているので、このくらいがベストだろう。なお、Ryzen 7000シリーズとEXPO OCメモリとの組み合わせで、過電流による熱損傷が報告されているが、MAG X670E TOMAHAWK WIFIには対応BIOSも上がっている。

メモリスロットは4基。最大192GBで最新の24GB/48GBモジュールにも対応している

X3D対応済BIOSだから新規に組む方の心強い味方になる

 MAG X670E TOMAHAWK WIFIはAMD X670チップセットをベースに、過度な機能は抑えつつもゲーミングに必須の回路設計やインターフェースでまとめたマザーボードだ。AMD X670のハイエンドマザーボードと言うと価格が気になる方も多いと思われるが、豪華機能のウルトラハイエンド向けモデルよりは抑えられている。また、あえて光らない&ブラック基板も、とくに国内ゲーマーの好みにマッチしているのではないだろうか。

 自作PCにおいて、パーツの組み合わせは自由だが、ハイエンドマザーボードのMAG X670E TOMAHAWK WIFIには、やはりRyzen 7/9グレードがマッチする。今ならとくに新登場のX3Dモデル。MAG X670E TOMAHAWK WIFIはリフレッシュモデルになるため、最初からX3Dモデルに対応したBIOSを搭載している。今から新規に組みたいといった方にとって、ここも安心材料になるだろう。

MSI MAG X670E TOMAHAWK WIFI詳細ページ
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