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スーパーフォーミュラ広報大使の日向坂46・富田鈴花さんが着るレーシングスーツがガチだった!

注目度が高まるスーパーフォーミュラ
2023年シーズンは見逃せないバトル連発中!

 そんなスーパーフォーミュラなのだが、2023年は“かなり面白いレース”が繰り広げられており、注目度を上げ始めている。

 レース中のバトルを増やすために、今シーズンから「SF23」という新しい形状のウイングを採用したマシンを導入。さらにボディーカウルの一部には麻素材のパーツが使われるなど、カーボンニュートラルに向けた取り組みも積極的に行なわれている。

 1年間、開発テストを行ない、より接近戦をしやすいマシンになるようにデータを収集。それをもとにイタリアのダラーラが製作したマシンということもあり、開幕戦から白熱したバトルが展開され、実際にレース中の追い抜きシーンも増えている。

 さらに今年から新デジタルプラットフォーム「SFgo」が本格稼働し、レース中はF1のようにチームラジオ(無線)が公式映像で流れるようになった。さらに専用アプリをダウンロードし、会員登録(有料)をすれば、好きなドライバーのオンボード映像をリアルタイムで確認することも可能。普段はヘルメットをかぶっていて、選手の表情が見えない分、無線で声が聞けることで、今まで以上に応援する側にも気持ちが入ることだろう。

 そして、今シーズンは注目のドライバーが多数参戦していることもポイントだ。

 なかでも“今F1に最も近いドライバー”と言われているリアム・ローソンが日本のレースに初挑戦している。ニュージーランド出身の21歳だが、レースキャリアは豊富。現在はレッドブルのリザーブドライバーも兼任しつつ、スーパーフォーミュラではルーキーとは思えない活躍ぶりを披露している。なんといっても、開幕戦の富士では強力なライバルたちを抑え込み、見事デビューウィンを果たした。国内トップフォーミュラ史に残る大快挙を達成し、3戦連続でポイントを獲得するという安定した走りをみせている。

最もF1に近いドライバーと言われる、リアム・ローソン選手

 今後の展開次第では、1年目でのチャンピオン獲得も十分にあり、来シーズンには世界最高峰のレースであるF1に参戦する可能性も高いドライバーだ。

 それを阻止すべく、今年も国内トップドライバーが続々と参戦している。まずはローソンのチームメイトで、2年連続でスーパーフォーミュラ王者に輝いている野尻智紀。今年もチャンピオンを獲得すれば、国内トップフォーミュラでは史上2人目となる“3連覇”を成し遂げることができる。開幕戦では僚友ローソンに敗れたものの、第2戦ではきっちりとポール・トゥ・ウィンを飾り、第3戦終了時点でランキングトップにつけている。

 さらに、ル・マン24時間レースなどで知られるFIA世界耐久選手権に参戦中の平川 亮と小林可夢偉も参戦。世界の舞台で戦う日本人ドライバーの勇姿を、国内の舞台で見られるのも、スーパーフォーミュラの魅力のひとつだ。

GOODSMILE Racingとの関わりも深い、小林可夢偉選手

 もちろん、勢いのある若手ドライバーも多数参戦している。なかでも注目なのが、第3戦鈴鹿で見事な逆転オーバーテイクを決めて初優勝を飾った宮田莉朋(みやた りとも)だ。予選はなかなかポールポジションを獲得できず、悔しいレースが続いたが、ひとつ大きな結果を残すことができたことで、中盤戦でのさらなる飛躍に期待がかかる。

5月3~4日のSUPER GTでも36号車「au TOM'S GR Supra」で優勝した宮田莉朋選手

 そして、随所でピカイチの速さをみせるのが大湯都史樹(おおゆ としき)。今年はチームを移籍したが、開幕戦から見どころのある走りを披露し、常に勝利への闘争心を燃やして戦っているドライバーで、ファンも多い。第3戦鈴鹿では、アクシデントにより無念のリタイアとなったが、中盤戦ではリベンジを果たす走りを見せてくれるだろう。

 このように、個性豊かで実力を持ったドライバーたちが揃っているスーパーフォーミュラ。これを機会に、ぜひ“推しのチーム”や“推しのドライバー”を見つけて応援すると、さらに楽しく観戦できるだろう。

レースを見るだけでも楽しいが、“推し”を見つけるともっと楽しい

 モータースポーツを現地で観戦しようとすると、サーキットは首都圏から遠い場所にあり、アクセスも難しく、費用もそれなりにかかってしまう。いきなり現地へ観戦に行くというのはハードルが高いが、今年はABEMAで決勝レースを無料で観られるので、それからでも遅くはない。

 まずはお手持ちのスマートフォンやタブレット、PCで気軽にスーパーフォーミュラ観戦を楽しんでみてはいかがだろうか。

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