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シャオミファンが大集結! Xiaomi 13 Proも紹介された「Xiaomiモノづくり研究所」が開催

2023年04月13日 12時00分更新

Redmi 12Cはなぜ投入された? ライカモデルは?
ざっくばらんな意見交換会

 小休止を挟んで行われた第2部は、オンラインでも配信されたパネルディスカッション。参加者各自のスマートフォンの活用方法の紹介や、「ずばり、シャオミに聞きたいこと!」といった内容で、特にスマートフォンに関する質問が多く寄せられた。

 一番の話題となったのは「Redmi 12C」の日本発売に関する経緯だ。2023年発売にもかかわらず外部端子はUSB Type-CではなくmicroUSBで、1年前に登場した「Redmi Note 11」と比べても価格性能比は低い。この点について安達氏は「我々も皆様の意見はしっかりと耳を傾けており、いただいた意見については今後の製品展開にしっかりと反映させていきたい」とし、「円安や原材料アップなどの要因もあり、現時点でこの価格で投入できるモデルがRedmi 12Cだった」と内情を説明。急激な為替相場にはどのメーカーも苦労しているところであり、このあたりは今後の製品に期待したいところだ。

第2部のパネルディスカッションはオンラインでも配信された

 ほかにはライカのカメラモデルの日本投入を希望する声が多く聞かれた。ライカの名前を冠したカメラはよりいい絵が撮れるというイメージがあるうえに、実際に味わいのある写真作例が海外では多数発表されている。Xiaomi 13 ProのカメラUIを体験して「ライカモードの切り替えがわかりやすければより使いやすいのではないか」という声も聞かれた。

 今回のイベントにはXiaomi Japanの副代表であるデミー・ユー氏もゲストで駆け付けた。同氏は実は生粋のシャオミファン。学生時代の2011年に中国で発売になったシャオミの初代スマートフォン「Mi 1(小米1)」を購入し、日々シャオミのBBSに使い勝手や機能アップの要望なども書き込んでいたというから、ファンの度合いは今回の出席者たちと変わらない。

 ちなみに当時のシャオミは、スマートフォンのOS(MIUI)のアップデートは毎週行なわれており、ユーザーから報告があった不具合のFIXや、要望をいち早く取り入れていったのだ。ユー氏にとって「Xiaomiモノづくり研究所」は、ユーザーとメーカーが製品を作り上げていったシャオミ創業のころの姿と重なって見えるのかもしれない。

シャオミジャパンの副代表デミー・ユー氏

クイズ大会は大どんでん返し
あっという間の2時間半

 第3部は豪華景品も当たるというクイズ大会が行なわれた。来場者はほぼ全員がシャオミの大ファンということもあり、クイズを出しても全員正解になるので意味をなさないのでは、と思われた。ところが最初の第1問で全員が不正解という大失態。これには安達氏も爆笑だった。なお筆者も「勝ち進んでも景品はいらないから」ということでクイズに参加したが、その第1問で失格となってしまった。

 気を取り直して2問目から改めてクイズ大会がスタート。かなりマニアックな内容であり、さすがのファンたちも回答へのミスが増えていった。たとえば、みなさんはXiaomi 12T Proの製品ページのこちらの写真を完璧に記憶しているだろうか? クイズにはそんな内容もあったのだ。

Xiaomi 12T Proの製品ページ。ここからも出題があった

 個人的な話で恐縮だが、今回筆者は取材の立場で参加し、本当なら参加者側に加わりたいところだったが裏側からイベントを取材した。しかし、クイズの最後のクイズにサプライズで写真で登場させていただいた(事前に聞いていなかったので自分でもびっくりした)。シャオミファンの方ならもちろんこの質問に即答できるだろう。

昨年12月にソフトバンク銀座店で行なわれたイベントで撮影した写真がクイズで使用された

世界的企業に成長した今でも
ユーザーに寄り添った製品作りを続ける

 最後は全員に参加者プレゼントが配られ、記念撮影をしてイベントは閉幕となった。シャオミは今や世界でトップグループのスマートフォンメーカーであり、最近ではロボットや自動車にも展開を広げる総合IoT、ライフスタイルを提供する企業でもある。

 そこまで成長した大企業でありながらも、ユーザーとの交流を広げ意見交換を行なうイベント「Xiaomiモノづくり研究所」を開催するのは、シャオミ創業時からの信念である“Make friends with users and be the coolest company in the user's hearts”(ユーザーと友達になり、ユーザーの心の中で最もクールな会社になる)というビジョンを今も忘れていないからだろう。

 今回の取材でシャオミは常にユーザー目線で製品開発をしている企業であることを改めて感じることができた。

ファンにとってお宝になる記念品も配られた

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