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ホワイトボディでスタイリッシュなデザインが魅力

ビジネスでも湾曲ウルトラワイドは作業効率がアップする?34インチのMSI「PRO MP341CQW」レビュー

2023年04月13日 11時30分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 また、ディスプレーを支える支柱がVESA100マウント部分での接続ではないため、VESA100対応の小型PCを装着して利用できるようになっている。

VESA100マウントのネジ穴に、小型PCを装着するのもあり。キーボードとマウスをワイヤレスにすれば、ケーブルまみれになることなくスッキリとしたデスクで作業できる

 調整機能はチルトの-3.5°~21.5°のみのため、高さ調整をしたいのであればディスプレーアームを利用して設置するのも1つの手だ。

チルトの-3.5°~21.5°と通常のディスプレーと若干違う

この作業領域の広さを味わったら離れられない

2つのウィンドウを並べた作業も余裕。文字もしっかり読める

 実際に設置して使ってみたが、34インチ湾曲ウルトラワイドというサイズ感は、視界を覆うほどで、ゲームであれば“没入感”と表現するレベル。2つのウィンドウを並べて表示し作業する際は、非常に快適だ。Windowsのスケールも100%表示が可能なので、ディスプレーの広さを余すことなく活用できる。一度この作業領域を味わったら、もうもとには戻れない。

 VAパネルだが発色もよく、写真や動画の編集でも十分利用可能。広い画面を活かして効率よく作業を進められるはずだ。また、リフレッシュレートが100Hzと高いため、スクロールしたときはヌルヌルとした感じで残像感が少なく、Webサイト閲覧もはかどる。

「Lightroom Classic」で補正前後を並べたところ。表示も見やすい

 また、2W+2Wのスピーカーを内蔵しているので、ヘッドホンや別途スピーカーを用意することなく、音声や音楽を聞けるのも便利。横幅が809.3mmのため、広めのデスクが必要だが、ディスプレー2枚並べるよりデスク上もスッキリするので、いま2画面体制の人はこれ1台に切り替えるというのもオススメだ。

作業効率を考えたらウルトラワイドの広さは必須

「Lightroom Classic」のサムネイル表示も多く並ぶので、必要な写真も見つけやすい

 ノートPCにサブディスプレーを接続して2画面体制で作業している人も多いかと思うが、それだと目線の移動が頻繁になり、目も疲れるし作業的にもあまり効率はよくない。本製品のようなウルトラワイドサイズのディスプレーに接続し、その画面だけで作業したほうが圧倒的に作業効率がアップするはずだ。

 実売価格は5万4800円前後とこのサイズの湾曲ウルトラワイドディスプレーとしてはお手頃価格。ディスプレー2台買うよりはこれ1台買ったほうが断然お得。プライベートでの利用はもちろん、テレワークで自宅作業が増えているなら、本製品を導入して快適な作業空間で仕事をしてみては。

PRO MP341CQW主要スペック
画面サイズ 34インチ
解像度 UWQHD(3440×1440)
リフレッシュレート 100Hz
応答速度 1ms(MPRT)
パネル駆動方式 VA
パネル表面曲率 1500R
表面 ノングレア
色域 sRGBカバー率:98.55%
DCI-P3カバー率:91.96%
最大表示色 約10億7300万色
視野角 178°(H)/178°(V)
輝度 300nit
コントラスト比 3000:1
上下角度調節(チルト) -3.5°~21.5°
左右首振り機能(スイベル) ――
高さ調整 ――
インターフェース HDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.2a×1、ヘッドホン×1
サイズ 809.3(W)×237(D)×469.5(H)mm
重さ 約7.7kg
実売価格 5万4800円前後
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