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「17mm F4 DG DN」と「50mm F2 DG DN」、「23mm F1.4 DC DN」です!!

SIGMAが人気の小型単焦点レンズ「Iシリーズ」新製品「17mm」と「50mm」を発表

2023年04月03日 21時30分更新



 SIGMAは4月3日に発表会をおこない、ミラーレスカメラ用の単焦点レンズ3本の新製品を発表した。

 フルサイズ用は小型軽量高画質の「Iシリーズ」の新製品で、「SIGMA 17mm F4 DG DN」と「SIGMA 50mm F2 DG DN」の2本。

 APS-Cサイズ用の「SIGMA 23mm F1.4 DC DN」はF1.4シリーズの4本目で、こちらも大口径ながら小型軽量で高画質を狙った製品である。

 価格は17mmが9万7900円、50mmが11万円、23mmが7万1500円で、対応カメラはシグマ、パナソニック、ライカのLマウントと、ソニーαのEマウントで、4月21日発売の予定。23mmについては今夏に富士フイルムのXマウント用も発売となる。

新基準の光学性能を実現する「超広角レンズ」
最短撮影距離12センチ
SIGMA 17mm F4 DG DN

 SIGMAのIシリーズは、小型軽量で高性能はもちろん、切削アルミボディでモノとしての質感も高め、人気の高い7本のレンズが揃っているが、さらに2本加わり9本となり、17mmから90mmまでラインアップが揃う。

 Iシリーズの最広角レンズとなる17mmは新基準の光学性能を実現する「超広角レンズ」として設計され、最短撮影距離12センチを実現し、背景を取り込んだマクロ撮影が可能だ。

 レンズ構成にはSLDガラス2枚、非球面レンズ3枚を採用。イメージセンサーに近い最後尾にも非球面レンズを採用することで、ボディサイズを抑えつつ各収差を良好に補正している。

 通常フロントが大きくなりやすい超広角レンズでありながら、フィルター径55mmを達成。フロントフィルターに対応し、Iシリーズ間でフィルターを共有できる。

 AF駆動系には静粛かつ高速なステッピングモーターを採用し、静止画・動画どちらでも快適な撮影が楽しめる。フレア、ゴーストに配慮した設計により、光源が入り込みやすい超広角レンズながら、どんな環境でもクリアな撮影が可能だ。

 ソニーEマウントでは「AFアシスト機能」に対応、Lマウントではフォーカスリングのリニア/ノンリニア設定の切換えと、SIGMA USB DOCK UD-11に対応する。

 フロントとリアキャップに加え、花形フード(LH576-03)と、おなじみの「マグネット式メタルキャップ(LCF55-01M)」が同梱される。

○レンズ構成:8群9枚(SLD2枚、非球面レンズ3枚)
○画角:103.7°
○絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
○最小絞り:F22
○最短撮影距離:12cm
○最大撮影倍率:1:3.6
○フィルターサイズ:φ55mm
○最大径×長さ:φ64.0mm × 48.8mm
○質量:225g

Iシリーズに350グラムの標準レンズ登場
SIGMA 50mm F2 DG DN

 こちらもIシリーズの新製品で、初の50mmである。45mmF2.8と65mmF2の間となる標準レンズだ。構成にはSLDガラス1枚、非球面レンズ3枚を採用し、各種収差を良好に補正している。

 光学性能を高めつつボディを小型軽量化するという相反する目標は、最新の光学設計とそれを形にするSIGMA唯一の生産拠点・会津工場の加工・生産技術によって成し遂げられたそうだ。

 表現力においては、ボケ味の美しさの追求に加えて、合焦部からアウトフォーカス部までのボケ方の滑らかさにも注力している。

 綿密なフレア、ゴースト対策により、逆光環境でも鮮明な撮影が可能。AF駆動系には静粛かつ高速なステッピングモーターを採用。素早いオートフォーカスによる快適な撮影体験を提供する。

○レンズ構成:9群11枚(SLD1枚、非球面レンズ3枚)
○画角:46.8°
○絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
○最小絞り:F22
○最短撮影距離:45cm
○最大撮影倍率:1:6.9
○フィルターサイズ:φ58mm
○最大径×長さ:φ70.0mm × 68.0mm
○質量:350g

APS-Cカメラのための大口径コンパクトレンズ
SIGMA 23mm F1.4 DC DN

 フルサイズ換算35ミリF1.4という大口径の広角レンズながら、φ65.8×76.9mmで340gと小型軽量を実現している。ContemporaryラインのAPS-C用F1.4ラアインアップは、既存の16mm、30mm、56mmに続く4本目となる。

 光学系にはSLDガラス3枚、非球面レンズ2枚を含む10群13枚の贅沢な構成を採用し、ヌケが良くシャープな写りを実現。大口径F1.4の明るさにより、大きく美しいボケ表現も可能である。

○レンズ構成:10群13枚(SLD3枚、非球面レンズ2枚)
○画角:63.4°
○絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
○最小絞り:F16
○最短撮影距離:25cm
○最大撮影倍率:1:7.3
○フィルターサイズ:φ52mm
○最大径×長さ:φ65.8mm × 76.9mm
○質量:340g

ニコンZマウント対応レンズ発売日決定
SIGMA 16mm F1.4 DC DN
SIGMA 30mm F1.4 DC DN
SIGMA 56mm F1.4 DC DN

 現在Lマウント、ソニーEマウント、富士フイルムXマウント、マイクロフォーサーズ、キヤノンEF-Mマウントの5マウントで展開している、16m、30mm、56mmのF1.4単焦点レンズ3本のニコンZマウント用発売日も決定した。

 価格は7万7000円、6万500円、7万7000円で、4月21日発売となる。

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