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AQUOS sense7×OPPO Reno7 A×Redmi Note 11 Pro

ディスプレーやバッテリーの性能から人気のミドルクラススマホ3モデルを比較する

2023年04月10日 12時00分更新

スピーカーはステレオかモノラルか
エンタメに大きく影響するAV性能

・AQUOS sense7:モノラル/イヤホン端子〇
・OPPO Reno7 A:モノラル/イヤホン端子〇
・Redmi Note 11 Pro 5G:ステレオ/イヤホン端子〇

 コンテンツ再生に使われる本体スピーカーは、Redmi Note 11 Pro 5Gがステレオで、ほか2台はモノラルとなっています。AQUOS sense7とOPPO Reno7 Aはコンテンツ再生用スピーカーが本体下部にあるため、横位置にした場合、スピーカー側に偏った音場に。映画やドラマなどの動画やゲームなどをイヤホンなしで楽しむならRedmi Note 11 Pro 5Gに軍配があがります。

AQUOS sense7のコンテンツ再生用のスピーカーは本体下部のみのモノラル仕様

OPPO Reno7 Aもコンテンツ再生用のスピーカーは本体下部にひとつだけ

Redmi Note 11 Pro 5Gは本体上部にもコンテンツ再生用のスピーカーがあり、ステレオ仕様

 それぞれの端末で本体音量を100%にし、「超音波メーカー」アプリから「440Hz」の正弦波をアプリ上の音量50%で再生。約15cm離れた位置で騒音計を使って計測したところ、AQUOS sense7が約62.6db、OPPO Reno7 Aが約68.6db、Redmi Note 11 Pro 5Gが約73dbという数値でした。

AQUOS sense7は約62.6db

OPPO Reno7 Aは約68.6db

Redmi Note 11 Pro 5Gは約約73db

 3.5mmのイヤホンジャックは3モデルとも装備。イヤホンジャックの位置はAQUOS sense7とOPPO Reno7 Aが本体下部、Redmi Note 11 Pro 5Gは本体上部にあります。

AQUOS sense7は本体下部にイヤホンジャックを配置

OPPO Reno7 Aもイヤホンジャックは本体下部

Redmi Note 11 Pro 5Gは本体上部にイヤホンジャックがある

バッテリー容量はどれも多く
安心して使える

・AQUOS sense7:4570mAh
・OPPO Reno7 A:4500mAh(定格値:4400mAh)
・Redmi Note 11 Pro 5G:5000mAh

 バッテリーの容量は、本体サイズが一番大きいRedmi Note 11 Pro 5Gが5000mAh。ほか2モデルは4500mAh前後となっています。

 バッテリーの持続性能をテストするため、PCMarkの「Work 3.0 battery life」でチェック。Work 3.0 battery lifeはバッテリー容量が19%になると計測が止まり、0%までの推定動作時間を算出します。そのため100%から19%までの時間を「Battery Mix」で測定しました。またいずれもディスプレーは最大輝度でテストしています。

PCMarkの「Work 3.0 battery life」で残量19%までの時間を計測

・AQUOS sense7:約8時間10分
・OPPO Reno7 A:約7時間17分
・Redmi Note 11 Pro 5G:約7時間34分

 テスト結果では、AQUOS sense7が最長。OPPO Reno7 Aが最短という結果になっています。3モデルは同じプロセッサーを搭載しているため、AQUOS sense7はディスプレーサイズと最大輝度時の明るさ、Redmi Note 11 Pro 5Gはバッテリー容量がほかの2モデルと比べて大きいのが結果に影響していると思われます。

ワイヤレス充電は非対応
高出力対応はRedmi Note 11 Pro

・AQUOS sense7:18W(推定)/ワイヤレス×
・OPPO Reno7 A:18W/ワイヤレス×
・Redmi Note 11 Pro 5G:67W/ワイヤレス×

 ワイヤレス充電には3モデルとも対応していません。USBポートを使った充電は、AQUOS sense7とOPPO Reno7 Aは一般的な18W(AQUOS sense7はスペックで公表しておらず、筆者が計測器を使って計った数値からの推定値)。Redmi Note 11 Pro 5Gは同梱されている専用の充電器を使用すると、67Wと高出力で充電可能。そのため、15分で約50%、42分で100%の充電が可能となっています。

AQUOS sense7に60WのPD対応充電器で給電中の数値

同じ充電器でOPPO Reno7 Aを充電中の数値

同じ充電器でRedmi Note 11 Pro 5Gを充電中の数値

 Redmi Note 11 Pro 5Gに同梱されている充電器は単体での販売(直販価格:4490円)もスタート。自宅と仕事場や持ち運び用にもう1台用意すれば、いつでも高速で充電できるのはスマホの充電がすぐになくなるヘビーユーザーにはうれしいポイントです。

Redmi Note 11 Pro 5Gは付属の充電器&ケーブルを使えば67Wで充電可能

【まとめ】ディスプレーとバッテリーの大きさで
Redmi Note 11 Proがやや有利

 以上、AQUOS sense7、OPPO Reno7 A、Redmi Note 11 Pro 5Gの3モデル徹底チェック「ディスプレー/バッテリー編」でした。やはりコンテンツを楽しむならディスプレーサイズが大きく、リフレッシュレートなどの性能も高いことにくわえ、ステレオスピーカーというアドバンテージが多いRedmi Note 11 Pro 5Gがほか2モデルをリードしているという感じです。

 また、バッテリーもRedmi Note 11 Pro 5Gは5000mAhと多く、専用充電器で超高速充電ができるのも魅力です。

コンテンツを楽しむならRedmi Note 11 Pro 5G(右)がオススメ

 次回は最終回。各モデルのカメラ性能について作例とともに検証します。

  AQUOS sense7 OPPO Reno7 A Redmi Note 11 Pro 5G
メーカー シャープ OPPO シャオミ
価格 5万4450円 4万4800円 4万4800円
ディスプレー 6.1型IGZO OLED
(約20.3:9)
6.4型有機EL
(約20:9)
90Hz対応
6.67型有機EL
(20:9)
120Hz対応
画面解像度 1080×2432 1080×2400 1080×2400
サイズ 70×152×8mm 73.4×159.7
×7.6mm
76.1×164.1
×8.12mm
重量 約158g 175g 202g
CPU Snapdragon 695 5G
2.2GHz+1.8GHz
(オクタコア)
Snapdragon 695 5G
2.2GHz+1.8GHz
(オクタコア)
Snapdragon 695 5G
2.2GHz+1.8GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB 6GB 6GB
内蔵ストレージ 128GB 128GB 128GB
外部メモリー microSD
(最大1TB)
microSD
(最大1TB)
microSD
(最大1TB)
OS Android 12 Android 11
(ColorOS 12)
Android 11
(MIUI 13)
5G対応バンド n3/28/41/77/78/79 n3/28/41/77/78 n3/28/41/77/78
4G対応バンド 1/2/3/5/8/12/17
/18/19/21/38/41/42
1/3/4/5/8/12
/17/18/19/26/28
/38/40/41/42
1/2/3/4/5/7
/8/12/13/17/18
/19/20/26/28
/38/40/41/42
3G対応バンド 1/2/5/8 1/4/5/6/8/19 1/2/4/5/6/8/19
DSDS
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 50メガ
+8メガ(超広角)
/イン:8メガ
48メガ(標準)
+8メガ(超広角)
+2メガ(マクロ)
イン16メガ
108メガ(標準)
+8メガ(超広角)
+2メガ(マクロ)
イン16メガ
バッテリー容量 4570mAh 4500mAh
(18W対応)
5000mAh
(67W対応)
Qi × × ×
FeliCa/NFC ○/○ ○/○ ○/○
防水/防塵 ○/○
MIL規格準拠
○/○ ×/○(IP53)
生体認証 ○(側面指紋+顔) ○(画面内指紋、顔) ○(側面指紋+顔)
SIM形状 nanoSIM+eSIM nanoSIM×2
(nanoSIM+eSIM)
nanoSIM+eSIM
USB端子 Type-C Type-C Type-C
イヤホン
カラバリ ライトカッパー、ブルー、ブラック、ラベンダー、フォレストグリーン スターリーブラック、ドリームブルー グラファイトグレー、ポーラーホワイト、アトランティックブルー
発売時期 2022年11月 2022年6月 2022年5月
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