週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

サバゲーで骨伝導ヘッドセット「Shokz」とLINEグループ通話の組み合わせは最強だ

2023年04月14日 16時00分更新

サバゲーは集団スポーツ
チームメイトとの連携が必要になる

 サバゲーで重要なのは「連携」。ひとりでできることは限られています。せっかく友人と一緒に参加しているのなら、情報を交換しつつ、うまく立ち回りたいところです。そこで「特定小電力トランシーバー」を購入してみたのですが、双方向で通信できないこと、送信時にボタンを押さないといけないのが想像以上に不便に感じたのです。

 ということで今回、Shokzの「OpenRun Pro」(直販価格2万3880円)をメーカーから借用し、実際にサバゲーで使用してみたので、その使い勝手をレポートいたします。

連載目次:運動不足解消やダイエットにも! 中年から始めるサバゲーのススメ

骨伝導ヘッドセット「Shokz」はサバゲーで使えるのでしょうか?

「特定小電力トランシーバー」は、双方向に通信できず、送信時にボタンを押さなければならないのが想像以上に不便と感じました

OpenRun Proは
Shokz製ヘッドセットのハイエンドモデル

 OpenRun Proには、ふたつの低音増強ユニットを内蔵した第9世代骨伝導テクノロジー「TurboPitch」が採用されており、クリアな中高音域と深みのある低音を両立しています。10時間のバッテリー駆動時間を実現し、IP55の防塵防水性能を備えている点も、1日使え、汗の付着を心配する必要がないのでサバゲー向きですね。

専用ハードケースが同梱。サバゲーの装備と一緒に気軽に持ち運べます

欲を言えば専用ハードケースで充電できるともっと便利でしたね

 OpenRun Pro使用前に最も気になっていたのが、そのサイズ。というのも以前購入した骨伝導ヘッドセットは、小さくて、ちょっと動くだけでずれてしまったんです。しかし、その心配は杞憂でした。

 OpenRun Proにはバンドの長さが21mm異なる「標準サイズ」と「ミニサイズ」の2種類が用意されており、標準サイズなら頭囲が64cmの筆者でも余裕をもって装着可能。重量が29gと軽く、左右から挟み込む力も適切。装着感は文句なしです。

これがOpenRun Pro本体。カラーはブラック以外に、ブルー、ベージュ、ピンクが用意。サバゲーマーとしては迷彩柄もほしいところです

実測重量は27.8g。スペックより軽いですね

頭囲64cmの筆者でも標準サイズのOpenRun Proなら快適に装着できました

 さて今回OpenRun Proをサバゲーで利用するために、「LINEグループ通話」を使用したのですが、この組み合わせの使い勝手は非常によかったですね。数秒の遅延があるため話し相手と距離が近いと実際の声とヘッドセットの声がずれて混ざって聞き取りにくいですが、ゲーム中なら離れて通話するので問題なしです。

 音質についてはOpenRun Pro側も、LINE側も実用上十分なクリアさを実現しています。そもそもOpenRun Pro自体は、さすがに音楽はちょっと厳しいですけども、YouTube動画やラジオなどを聴くのには問題ないクオリティーです。サバゲー中の会話なら不自由なく聞き取れます。骨伝導ヘッドセットということで、外音の聞き取りを妨げられないという点も大きなメリットです。

通話サービスは「LINEグループ通話」を利用しました

このような入り組んだフィールドで連係して進むのに、OpenRun ProとLINEグループ通話の組み合わせは非常に役立ちました

OpenRun Proは比較的低音が強めですが、人の声はクリアに聞こえます

グローブをしていてもボタンは操作可能です

 同時通話対応のワイヤレスヘッドセットは高価で、通話可能な人数は限られていますが、今回のOpenRun ProとLINEグループ通話という組み合わせであれば、比較的手頃な価格で導入でき、最大500人まで同時通話が可能。ちなみにスタンダードモデル「OpneRun」なら直販価格1万7880円、エントリーモデル「OpenMove」なら直販価格1万1880円で購入できます。

 サバゲーに限らず同時通話環境を低価格で導入したいという方に、ShokzのヘッドセットとLINEグループ通話は強くオススメできる組み合わせです。

筆者紹介――ジャイアン鈴木
 EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始した。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事