オリジナルのワイヤレスマウスにも注目
VAIO F14/F16はモバイルも可能だが、VAIO SXシリーズなどと比較すれば自宅やオフィスでの利用が中心になる。そのため、ワイヤレスマウスも同梱している。これはオリジナルで開発したもの。マウスの上部(天曲面)は薄いほうが持ち運びにはいいが、薄くしすぎると操作しにくくなるので、最適な形状を検討した。
持ち方に寄らず使いやすいボタンカバーや、ホールド感を重視したサイド形状など、ひとつひとつ意味のある形状の組み合わせで実現したデザインだという。ボタンをクリックする際の静音性や、感度よくマウスの動きを検知できる青色LEDの利用、2つのチャンネルに対応したBluetooth接続と独自方式のUSBワイヤレス接続という3系統の接続経路が選べる。バッテリー寿命は、Bluetooth利用時で9ヵ月間。重量は約60g。76cmの高さから6面を落下させる試験も実施している。カラーバリエーションはVAIO Fシリーズとも調和する3色だ。
また、VAIO F14(VAIO Pro BKを含む)には、専用の“のぞき見防止フィルター”も用意している。ツメをひっかけるだけで簡単に着脱可能になっており、純正品ならではの使いやすさがありそうだ。
VAIO SXシリーズでは2021年のモデルから採用している“AIノイズキャンセリング”。画面正面から45度の範囲だけを収音し、背景のノイズを効果的に除去できるといった効果を持つ機能だが、VAIO F14/F16もこれを搭載している。Fn+Tabキーのコンビネーションで、マイクをミュートできる機能など、VAIOならではの使いやすさは継承している。
加えて、大口径のステレオスピーカーはDolby Atmosに対応。Dolby Atmosは映画などに向けたフォーマットと思われがちだが、ウェブ会議の音声を聞きやすくするなどビジネス用途でも有効だ。そのためのプロファイルをVAIOとドルビーラボラトリーズで共同開発したという。
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