昨年開催された映像・音響・放送・通信業界のプロフェッショナル向け展示会「Inter BEE 2022」で展示され、クリエイターの注目を集めたオールSSD仕様となる「DAS(Direct Attached Storage)」のハードウェアRAIDストレージ「ARC-8050T3U-6M/SE46T」が2023年2月1日より販売がスタートした。
Samsungの国内正規代理店であるITGマーケティングと、Areca製RAIDエンクロージャーを扱う聖仁商事の協業により実現した製品で、4K8Kコンテンツの普及とともに、高解像度な動画素材のファイル数や容量が増大した映像制作の現場に最適な、高速かつ大容量なストレージデバイスとなっている。
Thunderbolt 3/USB3.2 Gen2接続に対応するAreca製RAIDエンクロージャーで2.5インチベイを6基備える「ARC-8050T3U-6M」に、Samsungのデーターセンター/サーバー向け2.5インチSSD「PM893」の容量7.68TBモデルを搭載し、最大約46TBの大容量ストレージを実現している。そんなプロフェッショナル向けストレージの「ARC-8050T3U-6M/SE46T」に触れられる機会を得られたのでレビューしていこう。
持ち運びもできるコンパクトサイズ
「ARC-8050T3U-6M/SE46T」は、幅123mm、奥行き232mm、高さ165.61mmとコンパクト。重量もSSD込みで約4kgなので、付属のハンドルを取り付ければ、ノートPCとともにクライアント先に持ち込むことも十分できる。
編集作業を行なうPCやサーバーと接続するインターフェースには、Thunderbolt 3 40Gbpsに対応したポートを2つ備え、転送レート10GbpsのUSB3.2 Gen 2との互換性も確保されている。また、最大8K30Hzを出力できるDisplayPortも備えている。
そのほかRAIDの構築から、エンクロージャーの各種設定、ログの確認などをブラウザー経由で行なうためのLANポートと、Expander拡張専用のSFF-8644インターフェースを装備している。
「ARC-8050T3U-6M/SE46T」の主要スペック | ||||||
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型番 | ARC-8050T3U-6M/SE46T | |||||
コントローラー | Dual Core RAID-on-Chip 1.2GHz | |||||
メモリー | 2GB DDR3-1600 | |||||
搭載ストレージ | Samsung「PM893 7.68TB」×6 | |||||
インターフェース | Thunderbolt 3(Thunderbolt 4/USB4.0)/USB3.2 Gen2対応ポート×2、DisplayPort×1 | |||||
Expander拡張インターフェース | SFF-8644×1(レーン数2) | |||||
マネジメントポート | RJ-45 | |||||
対応RAIDレベル | 0、1、1E(10)、3、5、6、30、50、60、SingleDisk、JBOD | |||||
リア冷却ファン | 9cm×1(回転数2700rpm) | |||||
電源 | AC電源:内蔵135W、DC電源:4ピンXLR 9–15V | |||||
サイズ/重量 | 123(W)×232(D)×165.61(H)mm/約4kg |
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