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4年ぶりに3人のオジサンがスペインに集結!

久々にスマホが元気! 6Gの足音も聞こえるMWC Barcelona 2023

2023年02月26日 12時00分更新

モバイルの最先端をASCII.jpが今年もお届け

 2月27日よりスペイン・バルセロナにて「MWC Barcelona 2023」(以下MWC 2023)がスタートする。主催の発表によると、今年はスマートフォンメーカーや各国の通信キャリア、さらにはスタートアップなど、約2000以上の出展やスポンサーが見込まれており、来場者数は約8万人を予定しているとのこと。

MWCの会場となるフィラグランヴィア(写真は昨年の様子)。面積が20万平方メートル(幕張メッセの1~8ホールで5.4万平方メートル)と超広大

 また今年のテーマは「Velocity(速度)」で、基調講演では、5G アクセラレーション、Reality+、OpenNet、FinTech、Digital Everythingの5つをメインに、モバイル業界を初めとする世界のトップがディスカッションなどを行なう予定だ。

 ASCII.jpチームからは、アスキースマホ総研のスピーディー末岡に加えて、携帯研究家の山根康宏氏、IT・旅行ライターの中山 智氏の3人で現地取材を行う予定。ちなみに3人がバルセロナで揃うのは約4年ぶり、2019年以来だ。この3人が中心となり、モバイル業界の最新ニュースについて現地からお届けする。

 会期前に今年のトレンドや見どころはどこになるのか? 事前の情報を元に3人が語った。

開催1週間前に、今回の取材についてオンラインミーティングを実施(それぞれアムステルダム、香港、日本から参加)

スマホ is Back! スマホ新製品目白押し!
携帯研究家:山根康宏

 MWC 2023はスマホメーカーの新製品発表会の場としても注目だ。シャオミやオッポは中国で先行発売したモデルのグローバル向け発表を予定し、またHONORやOnePlusもMWCで初披露となる新製品を投入する。さらにTecnoが折りたたみスマホを予告しており、日本ではなかなか見られない特徴的なスマホが次々と披露される予定となっている。

 ネットワーク系では早くも6Gの足音も聞こえているし、楽天が先行するOpen RAN関係のイベントも多く開催される。次世代スマホやネットワークの情報満載のMWC 2023、アスキーの記事に期待してほしい。

携帯研究家であり収集家の山根博士

地に足の着いたメタバースが見られるか?
ライター:中山 智

 5Gがほぼほぼ当たり前になってきたので、そろそろ5Gだからこそのサービス、特にコンシューマー向けに楽しく・便利なサービスが欲しいところ。そういった意味では、スタートアップ系は注意してチェックしようと思っている。

 また昨年はモビリティ関連の基調講演が多く、一足飛びで夢物語的な自動運転の話ではなく、そこに向けて何が必要で現時点で何ができるのか?という地に足の着いた展示や発表が多かった。今年は一転してメタバースをテーマとした基調講演が多い。ということは、メタバースもお題目的な話ではなく、地に足の着いた現時点でできることが見られそうだ。

今回、一足お先に出発し、美食の地と呼ばれるサン・セバスチャンでグルメを楽しんでからのバルセロナ入りを果たす中山氏

5Gとスマホが主役も自動車がなくなったのが残念
ASCII.jp:スピーディー末岡

 開催直前で中止になった2020年。そこからずっと行けてなかったMWCに帰って来た!(筆者が) それはともかく、コロナ禍になった2020年からはMWCの主役がスマホからネットワーク系、B2B系にシフトしていたが、今年は久々にスマホの発表会も多くて、みなさんにワクワクが届けられるだろう。しかし、これまで出展していたメルセデス・ベンツやBMW、プジョーなどの自動車メーカーが軒並み撤退しているのが気になった。地元メーカーのセアトすらいないなんて……。自動車勢はCESがメインになったのかもしれない。

 今回は諸事情により、山根さんや中山さんとは別の動きになるが、変わりゆくモバイル業界の最先端を生の現場からお届けしたい。5Gは当たり前、もう6Gが見えてきている。

先日のサンフランシスコ出張で語学力の低下にショックを受けて、今回もOTTERとDeepLで乗り切ろうとしているスピーディー末岡

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