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ディースリー・パブリッシャーが贈るガールズ侍アクション

乙女たちの”百合成分”に心奪われる……『サムライメイデン』開発陣の強いこだわりに感動【後編】

 ディースリー・パブリッシャーより、PS4、PS5、Nintendo Switch、PC(Steam)向けに発売中のガールズ侍アクション『SAMURAI MAIDEN -サムライメイデン-』(以下、サムライメイデン)のレビューを、前・後編2回に渡ってお届けする本記事。

 美和野らぐ氏がデザインした登場キャラクターたちを、DLC購入で入手できる衣装などとともにただただ眺めていただきたいという気持ちを込め、多めのスクリーンショットでお送りした前篇はこちら。未読の方はぜひ合わせてお読みください。

美和野らぐ氏によるキャラクターデザインと秀逸なモデリングをずっと眺めていたい美少女アクションゲーム。それが『SAMURAI MAIDEN -サムライメイデン-』だ

 後編となる今回のテーマは。本作のもうひとつの見どころポイント、"美少女×美少女の百合成分について"、である。シナリオ上での何気ない会話や戦闘中の演出など、細部に光る本作の「美少女と美少女の間に花ひらく百合の関係性」へのこだわりを紹介していく。もちろん今回もスクリーンショットをマシマシです。

 本記事の性質上、登場キャラクター間の感情の発展について濃厚なネタバレが含まれている。もしあなたが本作をプレイ予定で、一切ネタバレなしで楽しみたいとお考えならば、申し訳ないが本記事はプレイ後に改めて読んでほしい。

 筆者は、サムライメイデンを全力で楽しみたい人を全力で応援いたします!

 まずサムライメイデンは、剣術道場で生まれ育った女子高生である「玉織紬」と、彼女を支えつつともに戦う3人の"護影"が織りなす物語である。つまり、"サムライ"メイデンと言いつつサムライなのは主人公のみで、ほかの3名は全員ニンジャなのだが、名前に偽りあり、ではない。主人公がサムライ(侍)のメイデン(乙女)であることこそ、タイトルに秘められたこの作品の重要なポイントだからである。

 いつだって歴史の表舞台に立つのはサムライで、ニンジャは影で支える存在。徳川家康と服部半蔵然り、三葉ケンイチとハットリくん然り、そこには武家同士の主従関係とはまた違う、よりパーソナルで湿度の高い人間関係があると期待したいのが我々、関係性を愛するオタクというものでしょう。

 サムライである紬というメイデン(乙女)。そして影から支えるニンジャである3人のメイデン(乙女)。乙女と乙女が交わる先に、どのような関係が築かれるのか、期待と妄想が膨らんでやみません。

 どうですか? タイトルからもさっそく「百合成分」の布石が見え隠れしてきましたね。

後編では本作第2の見どころポイント、細部に光る「百合の関係性」へのこだわりを紹介していく。

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