プライバシー管理・友だち追加……じつは「オフ」推奨の設定もあり
子どもが使うLINEを安全にする設定方法を紹介! そのままだとプライバシーが漏れるかも!?
いじめ、長時間利用対策は?
普段のLINE利用では、コミュニケーショントラブルやいじめの問題が一番気になる点。LINEでのそのような問題は、外部から気づきづらい点に注意が必要だ。普段から子どもにLINEのやり取りについて会話したり、困ったことや嫌なことがあったら相談してもらえるようにすることで、早期に問題に気づけるだろう。
長時間利用や夜間の利用は、利用時間制限機能を使えば解決できる。iOS端末はスクリーンタイム機能、Android端末はデジタルウェルビーイング機能、あんしんフィルターなどで設定できる。1日の利用時間の長さや利用時間帯を設定すると良いだろう。
中学生の息子は、LINEを始めてから以前より友だちと親しくなれたようだ。部活の試合など、校外の会場に子どもだけで行かねばならない機会は思った以上に多く、そのようなときにはLINEのやり取りで待ち合わせをして一緒に出かけたりしている。LINEは便利であり、文章コミュニケーションの練習の場ともなるので、安全にうまく使いこなしてほしい。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
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