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ドグミッションのコンパクトSUV、ルノー「キャプチャー E-TECH FULL HYBRID」は疲れにくいクルマ

2023年02月12日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

ルノー/キャプチャー E-TECH FULL HYBRID レザーパック(404万円)

 輸入車で唯一のフルハイブリッドで注目を集めるルノー。日本にはクーペSUV「アルカナ」、コンパクトカー「ルーテシア」が上陸しています。そして今回、大激戦区のコンパクトSUV市場に「キャプチャー」が仲間入りしました。ということで、SUV大好きのアイドル・寺坂ユミさん(純情のアフィリア所属)こと、ASCII.jp自動車部のゆみちぃ部長がチェックしてきました。

ドグミッション採用のSUV
インテリアは質素だがチープさはない

 ゆみちぃ部長にとって、ルノーは初めて。「フランスのクルマなんですね」と、どこか目がキラキラ。ちなみにフランスのブランドですが、スペイン産だったりします。ちなみにアルカナは韓国、ルーテシアはトルコと、E-TECHハイブリッド兄弟は生まれがそれぞれ違うのです。

 「色がイイですね。あと見た目も柔らかい感じで、素敵じゃないでしょうか」とエクステリアは合格といったところ。確かにライバルたちと比べても、洗練されたカジュアルさといった雰囲気で、出色のデキといえそう。ちなみにサイズは全長4230×全幅1795×全高1590mmなので、取り回しに苦労することは少ないでしょう。

E-TECHハイブリッドユニット

ドグミッションを採用することで、コンパクト化を達成

 E-TECHハイブリッドは、最高出力94PS/最大トルク15.1kgf・mの1.6リットル直4エンジンと最高出力49PS/最大トルク20.9kgf・mのメインモーター、最高出力20PS/最大トルク5.1kgf・mのサブモーターの組合せ。その動作は低速時はモーター、高速道路などの負荷がかかる場所ではエンジンを動力として用いるフル(パラレル)ハイブリッドで、日産のe-POWERとは異なる独自の方式です。

 パワーユニットからの動力は4段AT+モーター用2段AT構成の「電子制御ドグクラッチマルチモードAT」を介して前輪に伝達。ユニークなのは、通常のミッションはシンクロメッシュというギア同士の回転数を合わせる機構がありますが、それをサブモーターが補うという点。これにより「なんだか複雑だなぁ」というパワートレインは「ガソリンエンジンとあまり変わらないコンパクトさ」を実現したのだとか。ということで、動画で動き方をご覧ください。

キャプチャーの室内

キャプチャーの室内

キャプチャーの室内

 インテリアは意外とアッサリで、実用性に重きを置いた雰囲気。「日常的なクルマ、という感じでしょうか。あまり気負いしないんですね」というように、輸入ブランド=高級、というイメージとは異なるフレンドリーな室内に興味津々。触ってみると「ダッシュボードの素材が柔らかいんですね」と指で押しながら面白がったりも。

ステアリングホイール

メーターパネル

 ステアリングは3スポークの円形型。ステアリングリモコンが日本車とは逆で、左側にクルーズコントロール、右側にマルチメディア系があります。メーターはフルLCDで見やすいもの。E-TECHの動作状態もここで確認できます。

ナビ画面

 ナビはディスプレイオーディオ系で、スマホとつなげて利用します。画面は若干運転席側に傾いているので、位置は下ぎみですが、見やすい位置でした。

シフト回りは2階建てで、下部に収納スペースがある

アームレストを開けると小物入れが現れる

エアコン調整まわりと2系統のUSBなど

 センターコンソールは2階建て。上手いなぁと思うのは、中央が区切れているところで、華奢に見えるのですが、実際に使ってみると使いやすくて◎。エアコンのダイアルは大きくて見やすく、ボタンも大きいので簡単に操作できますが、左右独立調整機構はない模様。

スマホのサイズによっては
トレイに納まらないのが不満

スマホトレイ

スマホのサイズによっては横にして置くことはできない

 ASCII.jp自動車部的に「うーん」と思ったのは、スマホトレイ。というのも、最近の大型端末だと横にして入れることができないから。またワイヤレス充電にも対応していないようで、そこも残念ポイントだったりします。

後席の様子

後席のアメニティー部分

 後席はさすがSUVという広さで文句ナシ。アメニティーをみると、USBのType-Aが2系統のほか、アクセサリーソケットも用意されています。十分すぎますね。

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