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ポータブルSSDも大容量時代へ

Samsung Portable SSD T7 Shieldの4TBモデルはLANより18倍速かった

2023年02月01日 00時00分更新

 近年はストレージ容量の逼迫度合いが半端ない。昔なら、写真ファイルでも1MBあると大容量と感じていたが、今ではスマホで撮影しても5MBなんて当たり前。一眼レフカメラで撮影したら、JPEGでも15MB、RAWで非圧縮なら100MBにもなる。

 写真でさえ大容量が必須になっているのに、動画だとさらに容量を食いつぶす。フルHDから4Kが当たり前となり、ファイルサイズは同じ時間でも3倍以上になる。また、ゲームにしても同様で、50GBは当たり前。100GBを超える作品も多数出てきている。

 そんな大容量時代を乗り切るには、大容量ストレージの確保が必要だ。今回は、Samsungが新たに4TBモデルを投入したポータブルSSD「Samsung Portable SSD T7 Shield」について、活用方法を紹介したい。

「Samsung Portable SSD T7 Shield」のパッケージ

最大1050MB/秒の読み込み速度を実現

Portable SSD T7 Shield 4TBモデルはブラック1色の展開となる

 これまでも、2TBモデルを紹介しているが、簡単に「Samsung Portable SSD T7 Shield」について説明しよう。

 サイズは88(W)×59(D)×13(H)mmと手のひらサイズで、重量は約98g。ラバー素材に包まれたブラックボディは、高さ3mからの落下にも耐えられ、IP65準拠の防水防塵性を備えている。HDDとは違い物理的に稼働する機構を備えていないとはいえ、ポータブルSSDは外へ持ち出して利用する機会もあるだけに、耐久性が高くないと落としたときにかなり不安。これだけの耐久性を備えていれば、破損によるデータ損失はないはずだ。

側面にはUSB Type-C端子を備え、アクセスランプ用のLEDもある

USB 3.2 Type-C to Aケーブル、USB 3.2 Type-C to Cケーブルの2種類が付属

 USB Type-C端子を備え、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)に対応。シーケンシャルリードで最大1050MB/秒を実現する。実際CrystalDiskMark 8.0.4で計測したところ、スペックどおりの値を記録している。

CrystalDiskMark 8.0.4によるNVMeモードでの計測結果。USB 3.2 Gen 2に接続している。テストマシン環境は、CPUにCore i9-12900KF、マザーボードが「MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI」、PCIe 4.0対応M.2接続NVMe SSD 512GBストレージに64GBメモリー

USB4端子に接続して計測してみたが、問題なく最大速度を記録している。テストマシンは、VAIO Z(Core i7-11375H、第4世代 ハイスピードSSD(NVMe)512GB、16GBメモリー)

 ポータブルSSDでは紛失の危険性があるが、セキュリティ強化のためパスワード設定が可能。従来の「Samsung Portable SSD Software 1.0」(Windows/Mac/Android OS対応)だけでなく、Windows PC向けの総合ユーティリティソフトウェアである「Samsung Magician Software」でも簡単に設定できる。

SSDストレージの状態の確認や設定が行なえる「Samsung Magician Software」

パスワードを設定してセキュリティを高められる

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