『リリンク』は『グラブル』の要素が詰まった魅力がいっぱい!
今年、2023年に発売が予定されている『グランブルーファンタジー リリンク』(以下、『リリンク』)は、PlayStation 5、PlayStation 4、Steamにて配信予定のアクションRPG。本イベントでは、試遊コーナーにていち早くゲームが体験できた。
本イベントの試遊版では、主人公のグランのほかカタリナ、ラカム、イオ、シャルロッテ、ランスロット、ジークフリートの7人が使用可能。キャラクターをひとり選んで特別な討伐クエストに挑戦できた。
ゲームが始まると、まずはゴブリンとゴブリンウォーリアとの戦闘があり、それを5分以内に倒すと、隠しボスとしてグリフォンが出現した。
攻撃は□と△ボタンで行ない、〇ボタンで後述するリンクアタック、×ボタンでジャンプできるという仕様。また、R2ボタンで回避、L1で防御、L2でロックオン、R1ボタンを押しながら□、△、〇、×ボタンで各キャラごとに異なるアビリティが使用できる。ゲーム本編ではアビリティは各キャラクター固定ではなく、付け替えられるようだが、以降あくまで試遊版での使用感でのみ言及する。
攻撃方法は各キャラクターによって異なる。たとえばグランは、□攻撃と△攻撃との組み合わせで、さまざまなコンボが繰り出せる。また、△攻撃はボタン長押しでチャージして、ダメージが上昇する。コンボ後すぐにチャージすると、溜め時間の短縮が可能。
一方で、ラカムは□攻撃は遠距離からの射撃攻撃で、長押しで3連射できる。△攻撃は近距離の範囲攻撃で、ボタン長押しでダメージと攻撃範囲が強化される。
キャラクターごとに特徴が異なることもあり、アクションゲームが苦手だと、ちょっと不安と思う人もいるかと思うが、本作には“アシストモード”があり、それを有効にすると□ボタンを連打するだけで、さまざまなアクションを自動で繰り出してくれる。
さらに強力な“フルアシストモード”にするとアナログスティックの移動操作で敵に近づくだけで、攻撃ボタンも押さずに敵を攻撃してくれる。
ゲームを本当にプレイしたことがない女性や、基本操作を覚えるのも難しい幼子ですら、快適に遊べてしまうと思える、充実したアシスト機能があるため、どんな人でもゲームが楽しめる仕様になっている。これでプレイを見ていて「僕も遊んでみたい!」と幼い息子にねだられたお父さんも安心だ!
アビリティは、原作のグラブルでも各キャラクターが使えた、おなじみのものになっている。グランは「レギンレイヴ」に「アーマーブレイク」、「ディストリーム」、「ヒールオール」と、強力な攻撃に加え、バフに回復と満遍なく使える、まさに主人公といったものが揃い、扱い易いバランスになっていた。
カタリナもグランとおなじく□攻撃と△攻撃を組み合わせて、さまざまなコンボが可能。コンボを最後までつなげると、彼女独自のアレスゲージが上昇し、ゲージを最大にしてからアビリティなどの攻撃をだすとアレスを召喚して、一時的にカタリナ本体の攻撃に合わせて強力な連携攻撃を行ってくれるようになる。
アビリティは『マイティライド』『エンチャントランズ』、氷結効果を付与する『セイクリッド・ウィンズ』、回復技の『ヒール』と、こちらも多彩に揃っている。
ラカムは□で遠距離から攻撃できるため、今回の隠しボスであるグリフォンのように空を飛ぶ敵等にも、攻撃を当てやすく感じた。もちろん△での近距離攻撃を含めて高ダメージを狙うと敵との距離を的確にとる立ち回りが望ましいが、 特に難しい操作もなく、アシストモードがなくてもアクションゲームにある程度慣れた人であれば、快適に戦闘ができるようだった。
シャルロッテは、□攻撃を連打すれば高速に連撃が繰り出せ、連撃中に△攻撃を行なうとフィニッシュ攻撃が強化される。△攻撃は敵へ向かって大きく跳躍し、強力な斬撃を放つ。また跳躍中に□や△を入力すると、それぞれ異なる攻撃に変化する。身長が低く、見ているだけで愛らしいシャルロッテだが、身体全身を使って繰り出す攻撃は強力。
アビリティには強力な攻撃以外にも、原作のグラブルでも重宝されたダメージカット効果を付与する『ケーニヒシルト』もあり、ボスのオーバードライブ状態を耐えしのぐ際などで非常に安心感がある。一見、トリッキーだが割と使いやすいキャラクターだと感じた。
ランスロットは、『グランブルーファンタジー ヴァーサス』でもそうだが、素早い攻撃が特徴で、□攻撃は連打すると高速の連撃が可能。△攻撃はLスティックと組み合わせ、前後左右へ素早く移動しながらの攻撃となっており、タイミングよく敵の攻撃に合わせて出すと、回避しながら攻撃を途切れず継続させられる。ややテクニカルだが、使いこなせれば爽快に敵を圧倒する、スタイリッシュな戦闘ができそうに感じた。
ジークフリートは、□攻撃をタイミングよく入力すると赤く光り、コンボが強化される。全て成功すると強力なフィニッシュ攻撃が繰り出せる。このコンボ強化も“アシストモード”では自動で行ってくれる。もちろんバトル状況によっては中断されてしまったり失敗する可能性もあるが。
△攻撃は敵に向かって飛び込みながら強力な斬撃を放つ。□攻撃のコンボに繋いだり、中継することも可能とのこと。より強力な攻撃を放つには、タイミングよく□攻撃を入力する必要があるため、操作の腕に自信がある人には、とても強力なキャラクターだろう。
最後にイオだが、今回使用できた中では唯一の魔法オンリー職。□攻撃で魔法弾、△攻撃で範囲攻撃魔法を放つ。それぞれの攻撃はボタン長押しでチャージが可能。チャージした□攻撃を放つと魔力の渦が得られ、渦の数に応じて△攻撃のチャージ段階が上昇し、最大チャージすると圧倒的な火力を誇る。
遠距離攻撃のため、むやみに敵に突っ込めず、さらにラカムよりはチャージしたり、魔力の渦に意識が向いたりするので、割と立ち回りに頭を使う印象。アビリティは「アイス」、「ファイア」、「ライトニング」と幅広い属性の弱点が付けて、「ヒールウィンド」での回復も行なえるため、使いこなせれば強力だが、脳筋プレイには向かないといった感じだ。
さらに本作では、敵のスタンゲージが100%になると「リンクチャンス」が発生。一定時間内に〇ボタンを押すと、仲間と連携して攻撃する「リンクアタック」が発動する。
また、キャラクターのHPの下にある奥義ゲージが100%たまると“奥義”が発動できる。奥義が発動すると、原作の『グラブル』と同じく、発動したキャラクター以外の仲間のゲージが少し上昇。その後、一定時間内に別の仲間が奥義を使用すると、『グラブル』ではおなじみのチェインバーストが放たれる。チェインバーストは、奥義を繋いだ回数に応じて威力がアップする。
ちなみに、試遊版では操作キャラクターを選ぶと、仲間は自動的に決まっていたが、最大で4人編成でプレイできるようだ。仲間に指示を与えるコマンドはなかったが、事前にAIの行動を選択したりできるのだろうか、そういった点が気になった。
『リリンク』は、3D CGのクオリティーも非常に高く、操作感も滑らか。簡単操作で次々と敵を倒して、強力なボス戦では「リンクアタック」や「奥義」を放ち、「チェインバースト」で大ダメージを与えるという、『グラブル』ならではの要素が詰まった魅力的なアクションRPGに仕上がっている。
DAY2の『グランブルーファンタジー リリンク』の最新NEWSでは、以下の最新PVも公開され、さまざまなマップを旅するボリューム感も垣間見えたので、より一層の期待感を持ったユーザーも多いだろう。そして、プレイアブルキャラクターとして、ナルメアが登場することも明らかになった。今後の最新情報にも目が離せない。
【ゲーム情報】
タイトル:『グランブルーファンタジー リリンク』
ジャンル:アクションRPG
販売:Cygames
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/Steam
発売日:2023年発売予定
価格:未定
CERO:審査予定
© Cygames, Inc.
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