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ASCII Power Review ― 第198回

小米のフラッグシップスマホ「Xiaomi 12T Pro」実機レビュー = 2億画素カメラをテストしてみた-倶楽部情報局

2023年01月16日 18時00分更新

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 本日は、ASCII倶楽部の人気記事「小米のフラッグシップスマホ「Xiaomi 12T Pro」実機レビュー = 2億画素カメラをテストしてみた」を紹介します。


 Xiaomiの日本国内向けフラッグシップスマホ「Xiaomi 12T Pro」が、オープンマーケット向けとソフトバンク向けで発売された。

 すでに中国では「Snapdragon 8 Gen2」と約5030万画素1インチカメラを搭載する「Xiaomi 13 Pro」の販売が開始されているが、Xiaomi 12T Proは「Snapdragon 8+ Gen1」と2億画素カメラを採用したうえでFeliCaにも対応。日本市場向けスマホとして魅力的なスペックを実現している。

 2億画素のメインカメラがどのような解像感を実現しているのだろうか?

「Xiaomi 12T Pro」オープンマーケット版:10万9800円、ソフトバンク版14万3280円

右から2億画素広角カメラ、800万画素超広角カメラ、200万画素マクロカメラ

同梱のACアダプターを使用した際、5000mAhの大容量バッテリーを19分でフル充電できる120Wの「ハイパーチャージ」に対応。「神ジューデン」スマホと謳われている

2億画素カメラは1/1.22型
オープン版とバンク版の違いはストレージのみ

 Xiaomi 12T ProはOSにAndroid 12ベースの「MIUI13」、SoCに「Snapdragon 8+ Gen1」を採用。メモリー(RAM)は8GB(LPDDR5)を搭載している。オープンマーケット版とソフトバンク版で異なるのはストレージ容量。オープンマーケット版が128GBのところ、ソフトバンク版は256GBを搭載している(UFS 3.1)。

 ディスプレーは6.7インチ有機ELで20:9、2712×1220ドット、446ppi、ピーク輝度900nit、色域DCI-P3、コントラスト比500万対1、リフレッシュレート120Hz、タッチサンプリングレート最大480Hz、HDR10+、Dolby Vision、Corning Gorilla Glass 5を搭載。ちなみにNetflixでHDRコンテンツを再生できることを確認できた。

 オーディオ機能にも注力されており、「SOUND BY Harman Kardon」と謳うデュアルスピーカーは「Dolby Atmos」に対応。臨場感溢れるサウンドを楽しめる。

 カメラは、リアに
・2億画素広角カメラ
F1.69、1/1.22型、1.28μm(4-in-1ピクセル)、2.56μm(16-in-1スーパーピクセル)、8枚構成レンズ、光学式手ぶれ補正
・800万画素超広角カメラ(120度FOV、F2.2)
・200万画素マクロカメラ(F2.4)
フロントには、
・2000万画素カメラ(F2.4)
を搭載。2億画素カメラの解像感については次章で確認しよう。

 ネットワークはデュアルSIM(5G、nanoSIM+eSIM)、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.2に対応。有線インターフェースはUSB Type-Cのみで、3.5mmヘッドセット端子は非搭載だ。

 本体サイズは約76×163×8.8mm、重量は約205g。5000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、同梱のACアダプターを使用すれば19分でフル充電可能。生体認証は画面内指紋認証センサーとAI顔認証ロック解除をサポート。防水・防塵性能はIPX3/IP5Xだ。

本体前面。ディスプレーは6.7インチの20対9比率の有機EL(2712×1220ドット)、ピーク輝度900nit ニ、リフレッシュレート120Hzを搭載

本体背面。カラーはブルーとブラックの2色を用意

上面にスピーカー、マイク、IRブラスター、下面にスピーカー、マイク、USB Type-C、SIMカードトレイを用意

右側面に音量ボタンと電源ボタンを配置

nanoSIM+eSIM構成でデュアルSIMを利用できる

生体認証は画面内指紋認証センサーとAI顔認証ロック解除をサポート

FeliCaに対応。おサイフケータイ機能などを利用できる

パッケージには本体、ソフトケース、ACアダプター、USB Type-Cケーブル、説明書(クイックスタートガイド、保証に関するお知らせ)が同梱

ACアダプターの型番は「MDY-13-EG」。仕様は入力100-240V~1.7A、出力5V 3A、3.6-20V 3-6A、容量120W

本体の実測重量は210g

ACアダプターとUSB Type-Cケーブルの合計重量は実測214g

ソフトケースの実測重量は20g

2億画素カメラは
トリミングし放題の超高解像度カメラだ

 本製品最大の売りはやはり2億画素カメラだ。記録解像度は3種類が用意されており、標準(4096×3072ドット)、50MPウルトラHD(8192×6144ドット)、200MPウルトラHD(16384×12288ドット)の3通りで撮影できる。

 解像感の差は圧倒的で、200MP ウルトラHDで撮影した写真はどこまでもズームインできると錯覚するほどだ。とは言え標準モードで撮影した写真も43インチで全画面表示したとしても十二分な解像感を備えている。

 標準では6.8MBのところ、50MPウルトラHDでは22.5MB、200MPウルトラHDでは67.8MBとファイルサイズが当然大きくなる。50MPと200MPは、ここぞというときに利用するモードだろう。

1倍で撮影:ファイルサイズ:6.8MB、解像度:4096×3072ドット、35mm換算焦点距離:23mm、シャッタースピード:1/100、絞り: F1.7、感度:ISO92、露出モード:Program (auto)、測光方式:Center weight (クリックすると原寸大に拡大されます・以下同)

1倍で撮影(50MP ウルトラHD):ファイルサイズ:22.5MB、解像度:8192×6144ドット、35mm換算焦点距離:23mm、シャッタースピード:1/100、絞り:F1.7、感度:ISO92、露出モード:Program (auto)、測光方式:Center weight

1倍で撮影(200MP ウルトラHD):ファイルサイズ:67.8MB、解像度:16384×12288ドット、35mm換算焦点距離:23mm、シャッタースピード:1/100、絞り:F1.7、感度:ISO92、露出モード:Program (auto)、測光方式:Center weight

左から標準、50MP ウルトラHD(中)、200MPウルトラHD(右)で撮影した写真を拡大したもの。解像感の差は一目瞭然だ

 さてXiaomi 12T Proには望遠カメラは搭載されていない。そこで0.6倍は800万画素超広角カメラ、1倍~10倍は2億画素広角カメラで撮影することになる。

 2億画素ということでデジタルズームの画質劣化は少なめだが、それでも10倍だと40インチ以上の大画面で見ると解像感に物足りなさを感じる。個人的には16インチディスプレーぐらいまでが10倍デジタルズームにおける実用的な画面サイズだ。

0.6倍で撮影:ファイルサイズ:2.7MB、解像度:3264×2448ドット、35mm換算焦点距離:11mm、シャッタースピード:1/1508、絞り:F2.2、感度:ISO50、露出モード:Program (auto)、測光方式:Center weight

1倍で撮影:ファイルサイズ:4.5MB、解像度:4096×3072ドット、35mm換算焦点距離:23mm、シャッタースピード:1/1027)、絞り:F1.7、感度:ISO50、露出モード:Program (auto)、測光方式:Center weight

2倍で撮影:ファイルサイズ:4.3MB、解像度:4096×3072ドット、35mm換算焦点距離:23mm、シャッタースピード:1/1190、絞り:F1.7、感度:ISO50、露出モード:Program (auto)、測光方式:Center weight

10倍で撮影:ファイルサイズ:2.7MB、解像度:4096×3072ドット、35mm換算焦点距離:23mm、シャッタースピード:1/370、絞り:F1.7、感度:ISO50、露出モード:Program (auto)、測光方式:Center weight

 本製品は複数のピクセルを統合することで感度を向上させる「ピクセルビニング」が採用されており、「標準」モードでの画質は良好だ。やや発色が強い傾向はあるものの、オートで撮影するだけで好ましい画質を得られる。

 夜景モードは「標準」モードの全画角で利用できる。強い光源の白飛びは抑えられており、ノイズも少ない。ただし、50MPウルトラHDと200MPウルトラHDでは夜景モードを利用できない点には注意してほしい。


 続きは「小米のフラッグシップスマホ「Xiaomi 12T Pro」実機レビュー = 2億画素カメラをテストしてみた」でお楽しみください。

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