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Thunderbolt 4で4Kディスプレーは何枚映る?ノートPCと3画面出力ドック2台で実験
どもどもジサトライッペイです。昨今、給電と外部ディスプレー映像出力を兼ねるUSB Type-Cポートを搭載するノートPCが増えていますよね。それに呼応するように、給電&映像入力に対応するディスプレーがトレンドになってきております。ACアダプターを持ち歩かなくてもいいので、オフィスのフリーアドレス向けのディスプレーは全部このタイプにしてほしいものです。
しかし、USB Type-Cはあくまでポートや端子の形状を指す言葉で、その中身は様々です。バス規格の種類によって転送速度や機能が異なるので、PCを購入する時はスペックシートを吟味せねばなりません。では、どんなバス規格のノートPCを選べばいいか。USB 3.2 Gen 2x2だとか、USB 4だとか色々ありますが、僕のオススメは当然、Thunderbolt 4です。
Thunderbolt 4は最大転送速度40Gbps、USB PD最大給電100W、4K映像出力×2を実現する最強インターフェース。近年、薄型ノートPCや2in1 PCで普及し始め、Thunderbolt 4を2基搭載するモデルも登場しています。もちろん、形状はUSB Type-Cですから、USB規格との互換性もばっちりです。
また、Thunderbolt 4対応ドッキングステーションも増えてきております。古くからThunderbolt対応周辺機器を扱ってきたBelkinからは、4K映像を3つも出力できるドッキングステーションが登場しました。ということは、そんなドックを2つ接続すれば、ノートPC1台で4Kディスプレーを6台運用できるかもしれません。
というわけで、今回はそんな思い付きからThunderbolt 4搭載ノートPCにおける4K映像の最大出力枚数はいくつになるのか実験してみたいと思います。それではまずは検証機器の紹介からまいりましょう。
Thunderbolt 4を2基搭載するノートPC
ノートPCはThunderbolt 4を2基搭載するASUSの「Zenbook S 13 Flip OLED UP5302Z」(以下、UP5302Z)を用意。13.3型有機ELディスプレー(2880×1800ドット)を採用し、CPUはCore i7-1260P(12コア/16スレッド、最大4.7GHz)、メモリーは16GB、ストレージはPCIe 4.0×4接続の1TB SSD。
重量は約1.12kg、厚さは14.9~15.3mmという薄型軽量モデルゆえ、インターフェースはなるべく小さなものを、というわけでThunderbolt 4を採用しているのでしょう。この割り切り方は近年のモバイルノートPCのトレンドになってますよね。
今回の実験の主旨は「Thunderbolt 4で出力できる4K画面は最大いくつか?」ですが、UP5302ZはThunderbolt 4×2のほか、4K映像出力できるUSB Type-Cもあり、そこが検証PCに選んだ決め手です。このUSB Type-Cからも4K画面が出せたら、最大7枚出せる可能性もあるので。
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