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7枚映れば総画素数5806万800ドットの超広大作業スペースに!

Thunderbolt 4で4Kディスプレーは何枚映る?ノートPCと3画面出力ドック2台で実験

2023年02月03日 13時00分更新

結論:Thunderbolt 4経由で出力できる4K画面の最大枚数はGPUによる

 というわけで、「Thunderbolt 4で出力できる4K画面は最大いくつか?」の答えは「3枚」でした。そして、理由はGPUにあります。というのも、いかなる映像出力ポートから絵を出そうと、グラフィックを司るPCパーツはGPU。すなわち、今回のケースだとCPUのCore i7-1260Pの内蔵GPUである、「インテル Iris Xe グラフィックス」次第ということになります。

 インテル Iris Xe グラフィックスのスペックシートを改めて確認してみると、「サポートされているディスプレイ数」は4画面になります。つまり、ノートPC本体の画面+外部ディスプレー×3台ということで、今回の実験結果に合致します。

Core i7-1260P内蔵インテル Iris Xe グラフィックスのスペック

 ということで、今回の実験ではいくらThunderbolt 4が複数ポート実装されてようと、GPUの仕様でディスプレーの出力枚数は制限されるという知見を得られました。つまり、将来的にこの制限が変われば、おそらく最大枚数は増えていくことでしょう。

 ふたを開けてみればあっけない幕切れで、「よくよく考えてみればそりゃそうだ」というオチではあるのですが、気になっていたことがはっきりしたので心晴々という面持ちです。

というか、4Kディスプレー×3台でも作業領域は3840×2160ドット×3で2488万3200ドットもあるので、マルチディスプレー環境としては十分すぎるんですけどね

 なお、今回検証に使用したJN-V315UHDRC60Wはすでに生産終了とのことで、市場在庫のみという状態ですが、後継モデルの「JN-V315UHDR-C65W」が2023年2月3日に発売しました。パネルの表面処理が非光沢から半光沢に、チルト角度は-2度~+18度から-5度~+15度に変更しております。

 また、輝度は300cd/m2から350cd/m2に、コントラスト比は3000:1から3500:1に、USB PD機能では最大60W給電から65W給電にアップ。それでいて、背面LEDを新たに搭載したり、フレームレスデザインでひとまわりコンパクトになっていたりといいことづくめ。直販価格は4万4980円ですが、実売価格は4万1400円前後とかなりコスパもいいのでオススメです。

後継モデルの31.5型4Kディスプレー「JN-V315UHDR-C65W」。直販価格は4万4980円

JN-V315UHDR-C65Wの主なスペック
パネル 31.5型VA(半光沢)
解像度
(アスペクト比)
3840×2160ドット(16:9)
表示色 10.7億色
輝度 350cd/m2
コントラスト比 3500:1
視野角 178度(水平)/178度(垂直)
リフレッシュレート 最大60Hz
応答速度 5ms(OD時)
インターフェース HDMI 2.0、DisplayPort 1.2、USB Type-C、USB Type-B、USB Type-A×2、オーディオ出力ほか
スピーカー 2W×2
チルト -5度~+15度
高さ調節 -
スイーベル -
ピボット -
サイズ(スタンドを含む)/重量 715(W)×192(D)×512(H)mm/約5.1Kg
その他 KVM機能、AMD FreeSync、USB PD(65W)、HDR 10、VESAマウント(100×100mm)
直販価格 4万4980円
■Amazon.co.jpで購入
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