週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

日産「SAKURA」を買いたいので良いところと悪いところをじっくり検証した

SAKURAの魅力 その4
ランニング&イニシャルコストの安さ

 航続距離は、同メーカーのリーフのほぼ半分の180km(WLTCモード)となっていますが、日産調べによると軽自動車オーナーの1日あたりの平均走行距離が約30kmとのことなので、週末に満充電しておけば1週間は充電なしで乗れるという計算になっているそうです。

 レギュラーガソリン1リットルの燃料費と1kWhあたりにかかる電気代を比べると後者の方が経済的だし、夜間に家で充電すれば電気代節約にも繋がるので、お財布にかなり優しいと言えそうです。ちなみに、家庭用EVコンセントは、最安価3万円から取り付け可能だそうです。

 さらに、車両を購入するときは、国の補助金に加え、地方自治体の補助金も利用可能なので、車両価格が55万円以上差し引かれるというケースもあります(地方自治体によっては補助金が終了している場所アリ)。軽自動車税はグリーン化特例が適用され75%減、環境性能割は非課税など、税金面でもかなり優遇されています。

SAKURAの魅力 その5
車中泊は厳しいが使い勝手はバツグン

 先にも述べましたが、デザイン性は抜群です。では、使い勝手は? ということで、あけすけなくお伝えしていきます。

運転席のドリンクホルダーには、ペットボトル&紙パックもすっぽりと収納できます

助手席前にドリンクホルダーは付いていませんが、センターコンソール部分に、桜のマークの入ったドリンクホルダーがあります。もちろん、紙パックも置けますよ!

センターコンソール部にある操作パネルは、ボタンの境目に突起がなくツライチなので、右のボタンを押そうと思ったら真ん中を押してしまった……ということが多々ありました

USBソケットや、小物置きも付いています

助手席前には、見られるとまずいものを収納できる引き出しがあります

後席ドア部分には、ペットボトルを置ける収納が付いています

助手席後ろには、スマホがスポット入るサイズの収納などがあります

 それでは荷室をチェック。後席を1番後ろに下げて158cmの私が座るとこんな感じです。

少しだけ、お肉がはみ出てしまいます。少しだけね……。スーツケースだと、1個なら乗せられるかなという感じでした。ちなみに、後席を1番前まで出すと、スーツケース2個は積めます

後席を倒すと、こんな感じになります。斜めに寝転ぶと頭が少し出るので、車中泊は無理そうです。床面には段差があるので、荷物が少し積みにくかったです

 以上、「SAKURA」の長期レビューでした! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧ください。

■関連サイト

筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事