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「おくやみ」手続きをDX、国立市がスマート窓口の実証利用を開始

2022年12月27日 17時00分更新

 アスコエパートナーズは、国立市の「国立市スマート窓口実証実験」のため、手続きナビゲーションシステムである、「わたしの手続きコンシェルジュ:手続きナビ+申請サポートプラス」を構築し、12月26日から実証利用をスタートした。

 実証実験の期間は2023年2月末日まで。家族が亡くなったときの行政手続きを申請者となる遺族にとって分かりやすく、もれなく行なうことができるスマートな市役所窓口の実現について検証する。

 家族が亡くなったときの行政手続きについて、「国立市手続きナビ」でいくつかの質問に回答すると、住民の状況に応じて必要となる手続きが確認できる。その画面上で作成したい申請書を選ぶと申請書作成フォームが起動し、必要事項を入力して同時に複数の申請書を作成できる。氏名や住所など重複項目は自動反映され、同じ内容を何度も入力する必要はないという。入力途中で保存し、中断した箇所から作業を再開することも可能。

 入力が完了すると申請書はQRコード付きのPDF形式で出力され、PCやスマホに保存される。自宅で印刷するか、QRコードに変換して市役所に持ち込んで印刷し、申請書を窓口に提出すると手続きが完了する。

 本取り組みにより、これまで市民と行政が「手続き」で接していた窓口業務を「おくやみ」や「転入」、「結婚」や「出産」といった「ライフサイクル」で接する形に再整理し、市民にとってわかりやすい窓口を実現していくことを目指すとしている。本サービスを利用することで、デジタル技術を活用した「書かせない」「待たせない」「スマートな」窓口の実現を目指す。

手続きナビ画面イメージ

申請サポート画面イメージ

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