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2022年、読者の注目を浴びたセキュリティ記事ランキング〈後編〉

国税庁から差押通知、6億年安全なパスワード、ETCが利用不能? せきゅラボ人気記事振り返り

2022年12月27日 17時00分更新

2022年は国税庁からAmazonまで、さまざまなブランドを装って個人情報を盗む詐欺行為が止まらない一年でした

前編も公開中

せきゅラボ発のセキュリティ記事トップ10!

 アクセスの多かったせきゅラボ発のセキュリティ記事トップ10を発表! 今回は5位から1位まで。6位以降は前編でどうぞ。個人情報を窃取するフィッシング詐欺から、安全なパスワードの作り方、ブラックフライデーで注意したいことまで一気にご紹介します。

5位:この時期に届いたら騙されてしまうかも

あなたのETCカードは無効になりました!? ドライバーを驚かせてクレカ情報を盗む偽Webサイト

もしWebサービスのログイン情報を入力していたら、そのままアカウントを乗っ取られてしまいますし、クレジットカード情報が含まれていれば金銭被害が生じてしまうかもしれません

 前編でも申し上げた通り、今年はフィッシング詐欺が急増しました。「クレジットカードが使えなくなります」「税金を払い終えてません」など、受け取った人が慌ててしまうような文章を送り付けて本物ソックリの偽Webサイトに誘導し、個人情報を入力させてそのまま盗み取る、というのが基本的な手口です。

 悪意ある人たちは、被害者を慌てさせるためにさまざまなパターンを作り出しています。そのなかの1つが、高速道路の管理会社を装うパターンです。「あなたのETCカードは無効になりました」「年会費の支払いに失敗しました」といった内容のメールやSMSを不特定多数に送り付け、偽Webサイトでクレジットカード情報を入力させて窃取するわけです。帰省や旅行を控えた年末年始にこんなメールが届いたら誰でもビックリしてしまいますよね。肝心の対策はぜひ記事をお読みください。

4位:国税庁から差押メール到着!?

国税庁から「税金を払え」とSMSが大量に!?

国税庁から「差押最終通知」が届いた!? 安心してください、偽物です

 フィッシング詐欺の記事が続きます。今度は国税庁を騙るバージョンです。“所得税を払い忘れているので期日までに納付しないと差押処分します”という、ETC以上にハード(?)な内容。最終的に国税庁と銘打った偽Webサイトに誘導してクレジットカード情報を入力させる手口です。

 今夏、大量にバラまかれたフィッシング詐欺メールで、フィッシング対策協議会から複数回に渡って注意喚起が出されています。メールやSMSでいきなり差押の通知を送るというのも不自然な話ですし、まずは郵便で届くのでは……と普段なら頭も回るわけですが、実際に送り付けられると「差押」の単語に慌ててしまい正常な判断ができなくなるのかもしれません。

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