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マカフィー・セキュリティ情報局 月例アンケート2022年12月

10人に1人が「転売チケット詐欺被害に遭った知人がいる」……多いよね?

2022年12月23日 17時00分更新

「チケット購入詐欺」についてのアンケート結果

“知り合いにチケット詐欺被害者がいる”人は案外多い!?

 Twitterアカウント「マカフィー・セキュリティ情報局」の2022年12月分アンケートから「チケット購入詐欺」についてピックアップしました。

Q:年末年始はLIVEシーズン🎤
芸能人(アーティスト)のチケット購入をめぐり詐欺被害の報告も。皆さんもよく注意して購入してください!
・自分が被害にあったことがある→0%
・知り合いに被害にあった人がいる→12.2%
・身の回りに被害にあった人はいない→56.1%
・結果をみる→31.7%

 今回のアンケートでは82票の回答をいただきました。ありがとうございます! そして集計結果を見る限り、直接被害に遭った方はいらっしゃらなかったようで、ここは一安心です。

 一方、12.2%もの方々が“知り合いにチケット詐欺被害に遭った人がいる”と回答したことには驚いてしまいました。「チケットを買う」という行為はレアと言いますか、日常茶飯事ではないことを考えると、この数字は衝撃的です。

チケットをエサにしたフィッシング詐欺も

 チケット入手は、公式または大手のチケット窓口業者(プレイガイド)からの購入が基本です。上記のような正規ルートで買えなかった人たちが詐欺被害に遭うのですから、最もわかりやすく安全な対策は「買えなかったら/抽選に外れたら、スッパリ諦める」ことです。

 しかし「それができれば苦労はしない」わけで、実際は転売などに手を出さざるを得ない人が多数発生しているのが現状でしょう。

 試しにSNSのタイムラインを検索すると、「●●のチケット売ります」といった書き込みを見つけることができますが、そうした書き込みの主(アカウント)を信用できるかどうかは手元にチケットが届くまで確認する術がありません。最低でも先払いは避けるべきです。

 たとえ首尾よくチケットを入手できたとしても、規約に転売禁止が明記されているイベント・ライブの場合は、当日門前払いを食らう可能性がゼロではないことを覚悟する必要があります。

 また、正規のプレイガイドを装ったフィッシング詐欺もありますから油断できません。

 これは、スパムや広告などで誘導されてきた人たちが、“チケット購入のための会員登録”などと言葉巧みに個人情報を入力させて、そのままクレカ情報などを一方的に窃取する、というもの。プリペイドカードを購入させてその番号を要求するといった、もはや古典的な手口も併用される可能性があります。

 聞いたことのないプレイガイドを名乗るWebサイトやメールを目にしても、URLをタップせず諦めることが無難です。クレジットカード情報を盗まれて金銭被害が発生してからでは遅いのです。

 今後もマカフィー・セキュリティ情報局発のアンケートを見かけましたら、ぜひともご回答くださいませ!

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