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スマホ所持期間もiPhoneユーザーのほうが長い

iPhoneユーザーはさらに若返っている。10~20代の7割占める

2022年12月20日 10時00分更新

iPhone/Androidスマホ比率(性別、年代別)

iPhoneユーザーはさらに若返っている!

 現在のiPhone/Androidユーザーの特徴はどうなっているのか。NTTドコモモバイル社会研究所の「2022年 一般向けモバイル動向調査」を見てみよう。

 スマートフォンユーザーは2015年にフィーチャーフォンを上回り、2022年では携帯電話ユーザーのうち93.5%がスマートフォンとなっている。現在、主流となっているスマートフォンは、iPhoneとAndroidスマホの2種類であり、国内での比率は拮抗中だ。

 2015年調査と比較すると、全体的に若い世代のiPhone比率が高まり、高い世代でのiPhone比率は下がっている。10代(15~19歳)と20代のiPhone比率が7割、70代では3割となっており、iPhoneの若者比率が非常に高くなっているのだ。

7年以上前からスマートフォンを持っている割合(年代別、iPhone、Androidスマホ)

iPhoneユーザーのほうがスマホを早く持ち始め、愛着も強い

 iPhoneユーザーは、若者比率が高いにも関わらず、スマートフォンを持ってからの期間はAndroidスマホユーザーよりも長い傾向にある。iPhoneユーザーは、Androidスマホユーザーと比べて、スマートフォンを持ち初めた時期が全体的に早いのだ。

 iPhoneユーザーは、過半数が7年以上前からスマートフォンを持っており、7年未満のユーザーはAndroidスマホユーザーよりも割合が低くなっている。スマートフォンを7年以上前から持っていると回答した割合を年代別に見ると、全ての年代においてiPhoneユーザーのほうが5~16ポイント高い。

 また、iPhoneユーザーはAndroidスマホユーザーと比べて、毎月の費用が高いと感じている一方、全ての年代でスマートフォンへの関心・愛着が高い傾向にある。

 若者に聞くと、圧倒的なiPhone比率に驚かされる。「友だちもみんな使っているから、絶対にiPhoneがいい」と若者は口を揃えて言う。おしゃれというイメージも強く、ケースの種類も豊富だ。アプリがiOS版のみという場合もあり、友だちと同じアプリが利用できるというメリットもあるようだ。

 無理しても最新型を持ちたいという若者もいるが、「型落ちでもいいからiPhone」という意見も多い。最新のiPhoneは非常に高額で子どもに気軽に買い与えられる金額ではなくなっているが、その場合は中古という選択肢もあるので、それも含めて検討してみてはいかがだろうか。

著者紹介:高橋暁子
 ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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