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Z790 Pro RS WIFIで激強ホワイトPCを自作

20万円強で揃うASRockマザーを使ったイチオシ構成を教えます

2022年12月23日 11時00分更新

 パフォーマンスが向上した新たな世代のPCパーツが、次々と投入された2022年も残すところわずか。そんな最新パーツを使ったPCを、プレイしたいゲームタイトルや用途に合わせてこの冬に組もうと、PCパーツの組み合わせをいろいろ考えている人も多いだろう。

 そんな自作PCマニアの参考になるよう、編集部推しのPCパーツを使った構成を紹介していこう。コンセプトのポイントは男女ともに人気のある“白”だ!

 ホワイトPCケースでカラーコーディネート。そしてビデオカードは、ゲームスタイルで選べるように推しをいくつかピックアップ。大事な予算はパーツ一式で20万円台に収まるように組み合わせた。

 このコンセプトのベースに考えたのが、第13世代インテルCoreプロセッサーの「Core i5-13600K」と、今後主流になる次世代のDDR5メモリーだ。それに、ホワイトカラーPCケースの定番となるNZXT「H」シリーズの最新モデル「H5」、白&RGB LEDファン採用のオールインワン水冷ユニットなどを使ったパーツ構成が下表となる。

テスト環境
CPU インテル「Core i5-13600K」
(14コア/20スレッド、最大5.10GHz)
5万円前後
CPUクーラー NZXT「KRAKEN X63 RGB RL-KRX63-RW」
(簡易水冷、280mmラジエーター、140mmファン×2)
2万4000円前後
マザーボード ASRock「Z790 Pro RS WIFI」
(インテルZ790、ATX)
4万7000円前後
メモリー CORSAIR「VENGEANCE RGB CMH32GX5M2B6000C40W」
(16GB×2枚、DDR5-6000)
3万5500円前後
ストレージ Western Digital「WD_Black SN770 NVMe WDS100T3X0E」
(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
1万4000円前後
PCケース NZXT「H5 Flow」
(ミドルタワー)
1万4000円前後
電源ユニット CORSAIR「RM850e CP-9020249-JP」
(850W、80PLUS GOLD)
1万9000円前後
PCケースファン Thermalright「TL-B12W」
(120mmファン)
2800円前後
総額(税込)   20万6300円前後

※価格は12月20日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

CPUには、前世代のCore i7を超えるパフォーマンスを発揮する14コア/20スレッドCPUのCore i5-13600Kをチョイス。良い感じに値下がりしている

 この基本の構成に、プレイスタイルに合わせたビデオカードを追加すれば、白でコーディネートしたゲーミングPCが完成する。さっそくこだわりの構成パーツをひとつずつ紹介していこう。

マザーボードは「Z790 Pro RS WiFi」
キミに決めた!

 ホワイトのカラーコーディネートとともに、将来性やパフォーマンス面も考えながらチョイスしたのが今回のパーツ構成だ。ゲームのプレイから、プレイ動画の録画や軽い編集、写真の加工、現像まで、十分こなせるCore i5と組み合わせるマザーボードには、ASRock「Z790 Pro RS WiFi」に目を付けた。

 ホワイト系マザーボードは、コスト高な製品が多いなか、ASRockのマザーボードはホワイトPCケースと相性が良いシルバーの配色に、DDR5メモリーへの対応やWi-Fi6搭載モデルを用意している。

 構成ではWi-Fi 6を搭載する「Z790 Pro RS WIFI」を選んでいるが、有線ネットワークを構築できるなら、Wi-Fi 6非搭載の「Z790 Pro RS」に変更すれば、パフォーマンスはそのままに、7000円近くコストダウンできる。

「Z790 Pro RS」シリーズは、店頭で目を引く、白色のパッケージになっている

ヒートシンクとCPUソケット周りは、シルバーとホワイトが配色されている

M.2ヒートシンクもシルバーカラーだ

 内部ホワイトカラーのPCケースにもマッチする「Z790 Pro RS WIFI」のスペックとともに、その特徴を紹介していこう。

 電源回路はDr.MOS採用の14+1+1フェーズで、EPS12Vは8ピン×2基を装備している。メモリーは次世代のDDR5対応で、最大6800MHz駆動をサポートしている。今後、登場するPCI Express 5.0対応ビデオカード向けのPCI Express 5.0 x16スロットに、CPU直結のPCIe4.0×4 M.2スロット、チップセット制御下の3基のPCIe4.0×4 M.2スロットと、M.2 SSDの増設や、CPUやビデオカードのグレードアップへの備えもバッチリだ。

Dr.MOS採用の14+1+1フェーズで、Core i7や、Core i9の搭載も問題なしだ

エントリーマザーボードでは8ピン+4ピン構成が多いが、「Z790 Pro RS」と「Z790 Pro RS WIFI」では、は8(4+4ピン)ピン×2基を備える

高発熱な電源回路を冷却する大型ヒートシンクを装備

メタルパーツで剛性を高めたPCI Express x16スロット。次世代規格のPCIe Gen 5.0に対応する

次世代メモリーのDDR5メモリーに対応する

チップセット制御下のM.2スロットを3基装備。いずれもPCIe4.0×4に対応だ。なお、ヒートシンクは3基とも装備していない

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