シャープ製の新型スマートフォン「AQUOS sense7」を使ってみました。「AQUOS sense」シリーズは、必要十分な機能を備えたミッドレンジモデルで、歴代モデルはいずれもヒットしている超売れ筋。最新のAQUOS sense7は、ドコモ、KDDI(auとUQモバイル)、楽天モバイルが取り扱い、SIMフリーモデル(オープンマーケットモデル)も用意されています。価格は、ドコモ版が5万4230円、KDDI版が5万9500円、楽天モバイル版が4万9800円、SIMフリーモデルが5万円台前半。ミッドレンジの中では、やや高めです。筆者はドコモ版を使いましたが、ハードウェアの仕様は対応周波数も含めて、どのモデルも共通です。
片手でも操作できる
ちょうどいいサイズ感
AQUOS sense7に触れて、最初に“いいな!”と思ったのはサイズ感。ディスプレーは約6.1型と、そこそこ大きいのですが、画面縁が細いため、横幅は約70mmに抑えられています。手に収まりやすく、文字入力も片手でラクにできます。
ディスプレーは「IGZO OLED」という省電力性能を備えた有機ELを採用。解像度は1080×2432ドットで、画質は上々。リフレッシュレートは標準的な60Hzとなっています。
指紋センサーは側面に
マスク対応の顔認証も便利
右側面には、上から音量ボタン、電源ボタン、そして指紋センサーを搭載。前モデルの「AQUOS sense6」では画面内にあった指紋センサーが側面に移動されました。AQUOS sense6の指紋センサーは左右どちらの指でも触れやすく、使い勝手はよかった反面、「保護シールを貼ると認識されにくくなる」といった声もありました。AQUOS sense7の指紋センサーは素早くロック解除でき、とくにスマホを右手で持つ人には便利でしょう。
ちなみに、フロントカメラによる顔認証にも対応していて、マスクを着けたままでもロックを解除できることが利点。筆者は指紋と顔のどちらも登録していましたが、指紋を当てる前に顔認証でロックが解除され、しばらく使い続けているうちに、ロックしていることさえ意識しなくなりました。
本体上部にSIM/microSDのトレイがあり、SIMピン不要で、指で開けられるのが便利。nanoSIMは1枚しか挿せませんが、eSIMを追加することができます。
底部には3.5mm穴のイヤホンジャック、USB Type-Cポート、スピーカーを搭載。ちなみに、ディスプレーの上部にある受話口は、音声通話時にのみ使われて、音楽や映画などメディア音声の再生には使われません。そのため、内部スピーカーはモノラルで、音質はさほどよくはありません。音質にこだわる人はお気に入りのヘッドフォンを使うべきでしょう。
ボディーにはアルミが用いられていて、背面パネルはマットで、サラサラとした手触り。手が滑りにくく、指紋が付着しにくいので、ケースに入れずに裸で使いたい人にも適しています。
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