SwitchBotの標準的な見守りカメラをベースに
犬と猫の着ぐるみを着たペットオーナーに響くデザイン
ホームやオフィスのパーソナルユースのP2P系見守りカメラが登場して、すでに20年近く経つとは思う。しかし、オフィスや倉庫のウェブ監視カメラ系がそのルーツであるがゆえに、何年たっても外観デザインは事務的かつオフホワイトやブラック系で統一されており、パーソナルユースにはイマイチ魅力的ではない商品が多い。
そんな中でSwitchBotは、同社の標準的な見守りカメラをベースに犬と猫の着ぐるみを着せた感じの“わんボット”「わんボット」と“ネコ型見守りカメラ”「にゃんボット」の両方を発売開始した。着ぐるみを着たからといって、別にペットの見守り専用に特化した追加機能が拡張された訳ではないが、ペットを飼ってる身にはなかなか響く製品だ。
筆者はAmazon.co.jpで「わんボット」を購入したが、購入価格は同社の標準的な「300万画素パンチルト見守りカメラ」(製品型番W3101100)より1000円高い5980円。イヌ型もネコ型も同価格だ。同梱品はシリコン素材のソフトな着ぐるみを着た本体のほか、ACアダプターとUSBケーブル、壁面取り付けキットや取説、ヘルプガイドなどだ。そしてイヌ型シールも同梱されていた。
マメ柴系のワンコの雰囲気がなかなかよい出来栄え
わんボットは同社の既存のカメラをベースに作ったとはいえ、なかなかの出来栄えだ。シリコンの着ぐるみを着たズングリした体形や毛の色からして、後ろ手を組んだようなマメ柴系のワンコの雰囲気がよく出ている。尻尾は、本体とは別部品で同梱され電源供給のためのUSBケーブルを挿入した後は、ケーブルガードの役目を果たす構造だ。
また機能の中心である球体のカメラユニットが、一番上を見る感じで仰角を最大にすると、下の方に最大で256GBまで対応できるmicroSDカードスロットが登場してくる。このmicroSDカードにわんボットが捉えた景色を内蔵動体センサーやアプリからのユーザー指定、SwitchBotのほかのセンサーデバイスからの指示で録画する仕組みだ。
わんボットの設置の基本形は本体のみを床やテーブル、机などの上に直置きするのが通常だ。しかし被写体によっては、壁面取り付けキットを底面に組み合わせ一般的な三脚を使用することも可能だ。インテリア的に好みは分かれるが、ペットなどが常時いる床面より少し高い位置から見守りたい場合は有効だ。
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