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配信でも安定運用可能!ハイエンドゲーミングPC自作にぴったり

Z790 AORUS MASTERのWi-Fi 6&10GbE、23フェーズVRMは豪華すぎ

2022年11月14日 11時00分更新

 ちなみに、UEFI BIOSは簡単に説明しておくと、モニタリングなら「EASY MODE」が便利だが、オーバークロックなどの設定を詰めたい場合は「ADVANCED MODE」を使おう。今回はメモリーのXMP設定を行った以外は、デフォルトのままの設定だ。

Z790 AORUS MASTERのUEFI BIOS。従来と同様、「EASY MODE」では一覧で簡易的にモニタリングできる

「ADVANCED MODE」ではXMP設定や、高負荷時にメモリークロックを自動で高める「DDR5 Auto Booster」なども設定可能

こちらは温度センサーの情報をもとにファンの挙動を管理する「Smart Fan 6」。UEFI BIOS上からでもかなり詳細な設定を適用できる

モニタリングツール「CPU-Z」で取得した「Core i7-13700K」の情報

メモリーはXMP設定を適用し、DDR5-5200で動かしている。テスト中も問題なく動いていた

 テストには意図的に超高負荷をかけるツール「OCCT 11.0.16」を使用。テスト項目「CPU」でデータセット「大」、モード「エクストリーム」、負荷「一定」といった項目を選択した。CPUに100%負荷をかけた状態のテストを1時間実行し、モニタリングツール「HWiNFO64 Pro」でVRM部の温度を取得している。

OCCT CPUストレステスト1時間実行時のCPU IAコアとVRM MOSの温度

 簡易水冷クーラーを検証台に組み込んでいるため、エアフローがない環境ではあるが、VRM MOSの温度はアイドル時で30度台半ば、1時間のテスト中でも最大50度をキープしていた。非常に優秀な結果と言えるだろう。

 インテルZ790という最新のハイエンドチップセット搭載モデルということもあり、価格は決して安くない。しかし、ハイエンド構成の自作PCにマッチする高い性能、充実した機能性がZ790 AORUS MASTERの大きな魅力と言える。

 第13世代Core i7以上のCPUに大きな負荷をかけて使用する環境でも、本機であれば安定動作が期待できる。ゲーミングPCや配信PC、クリエイティブPCまで、様々な用途で検討に値する有力なマザーボードだ。

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