デジタルカメラを取り付けたペンが
専用紙に記された座標を読み取る仕組み
今回ご紹介するdimoスマートペンは、この表に当てはめるなら上から2番目にあるデジタルペンの元祖である、Anotoのデジタルペンとイメージ的には近い。専用スタイラスと専用の用紙の両方が、必要なスマートペンだ。そして連携するデバイスは、主としてスマートフォン。スマホ内のデータとクラウド間で同期を取ることで、無料クラウドストレージ上の同期ファイルは、パソコンでもで活用できる。
Anotoは、同社独自の超微細な非反復(繰り返しのない)ドットパターンを全面に書き込んだ専用紙を使ったノートやメモ用紙を使用することが、前提条件だ。そして、その非反復ドットパターン用紙をボールペンとすぐその脇に、デジタルカメラを取り付けたペンが座標を読み取る仕組みだ。
それはペン先がたった今、どのページを書き込んでいるか、そしてペン先が今ページのどこにあるかを正確に自ら判別し、ペン内部のストレージに座標を書き込むか、Bluetoothなどの無線経由でスマホやパソコンなどに転送することで、筆記文字やイラストなどのデジタイズをリアルタイムに近いスピードで、実現している。
繰り返すがdimoスマートペンは、その先端にボールペンとデジタルカメラの付いた一見普通のペンと、Ncode(エヌコード)という仕組みの非反復用紙を使って、すべてのページを埋めたDIGITAL NOTEBOOKの両者でAnotoペンとほぼ同様のことを実現している。
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